ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

(PO)ジャパンインフラに応募するのは、インフラファンド保有者?


リート指数が何となく上がる中、少し前までのインフラファンドはいまいち上がりませんでした。

値動きを気にするものでもないので、放置だけど。

でも、このところは特別な事情のある2銘柄を除き、なんだか調子がよさそうです。
事情があるのはこの2法人。

  • 日本再生エネルギーインフラ(9283):TOB予定
  • ジャパンインフラ(9287):PO予定

 



TOBで浮いた資金を、POが吸収するのかな?

日本再生エネは、TOB価格が 115,000 円なのでその付近で固まっています。
既に売却した方も結構あるのではないでしょうか。

benzoin.hatenablog.com

一方、ジャパンインフラは公募増資の受付が5月19日から。
なので、いま購入せずとも、応募して待機すればよいので買う人は少ない、と思っていました。

でも予想に反して、あまり値下がりしていない…。
これからなのかな?

いや、やっぱり、日本再生エネのTOBで資金を得た人が、このPOを含め再びインフラファンドを買う流れだろうかと想像してしまいます。
お金豊富なんだろうなー。 いいなぁ。
 

ジャパンインフラは5月権利

もうひとつには、ジャパンインフラが5月権利であることも関係していそうです。

5月のPOですが、受け渡し期日は6月2日なので、当選者は5月の分配金がありません。
(かわりに、分配金相当額を控除した金額で購入することになります)

POは意識するけど、分配金も戴きたいという動きでしょうか。

分配金狙いの買いがあると、価格が落ちてゆかずPO価格設定側に有利です。
逆に、買う側にとっては安く買えない感じになったりして…。
 

投資口数が増えても、分配金総額を変えていない

通常は増資すると一時的に投資口あたりの価値が下がると言われます。
株式の場合は次回配当も下がることがあるようですが、ジャパンインフラはPO直後の分配金も、PO前と同等に維持する対応でした。

投資口が15%近く増えて、分配金が変わらないのは流石です。
分配金の内訳を見てみます。

2021年11月決算時の状況はこちらで

1口あたり
分配金
1口あたり
利益超過分配金
分配金合計額 情報元
2021年5月期 1,410 1,540 2,950 2021年11月期決算短信
2021年11月期 2,261 692 2,953 同上


2022年の予想はこちら。

1口あたり
分配金
1口あたり
利益超過分配金
分配金合計額 情報元
2022年5月期 1,293 1,657 2,950 2021年11月期決算短信
2022年11月期 1,827 1,174 3,001 2022 年 11 月期の
予想の修正(等)


ジャパンインフラは2021年12月にもPOしており、2022年5月期の予想にはその影響が含まれるのか利益分配金が減少。しかし、例によって利益超過分配金が出動し、利益分配金の希薄化を打ち消しています。

投資したらすぐさま元本が戻されるという、投資法人の不思議…。

今回のPOの影響が反映されるのは11月期ですが、その予想は増収のようにみえます。

しかし、凄い速度で投資口が、そして収入が増えているのですね。
以前の比較では、ジャパンインフラは利益超過分配率が少なめと解釈していましたが、今の状況を反映していなかったので認識を少し変えます。

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