投資の規模にもよりますが、安月給から捻出する程度の慎ましい投資生活だと、「常にお金があって物色中」というわけにはゆきませんね。
自分の場合は、1年の中で投資したい時期をある程度決めています。
投資したい時期は、1年の中で3回
安く買いたいから、目を皿のようにして機会を待つ。
…という戦略は、それほど成功しないんじゃないかと思い立ち、気づいたら中長期の配当優待投資になっていました。
どのみち中長期なので狙いすぎず、ほどほどのお得感で投資のリズムを持とうとすると、自分の場合は年3回くらいが投資時期の候補です。
- 1月から3月の間
- セルインメイと言われる5月
- 夏枯れと言われる8月
このなかでは1番目の1月から3月を、一番大きな機会にしています。
3月期末の日本株を3月までに取得できれば、その年の配当は3月・9月の2回分を追加できる形となり、投資効果が高いからです。
また、資産成長に定評のある投信や米国ETFも、早ければ早いほど良いとなりやすいため、貯めたお金を投下しては1年間放置する、を繰り返します。これはどちらかというと精神安定を重視した(投資を忘れるための)行動ですが、実際の投資効果も悪くありません。
となるとやっぱり、9月以降はお金もNISA枠も使い切った状態でボーッと待つだけ…。
買えないし、売らないし、暇だなぁ。
となったりしないでしょうか。
世の中の投資家さま、秋冬はどのように過ごされていますか。
年の前半は出費が多く、いつもカツカツ
自分の場合、大きな出費が年前半に集中するため、前年のうちに現金を貯めておかねばなりません。
これらを払うと一撃で月間赤字となるため、年前半はどうしてもテンションが下がります。
年によっては、火災保険の一括払いもついて来るし、今年まではペット保険の一括払いも春先にあって、ともかくお財布が痛むので、それもあって秋冬は特に「いのちだいじに」と懐を暖める期間になってしまいますね~。 …冬眠か?
投資資金に関しては、毎年年末の余剰金をガサッと特定口座に移動させ、よほどの事が無い限りそのまま別管理の体制です。
ライフステージ的には、今後の出費は減ってゆく
それでも、出費のいくつかは段々と解除される定めです。
まず、初夏に愛猫を亡くしたことにより、稼ぎに対するプレッシャーはかなり少なくなりました。
ともかく慢性病の猫さんを安寧に、できれば楽しく過ごして貰い、困らせないことが第一だったので、そのためのお金のハードルは相当高かったです…。
子供のいるご家庭であれば、猫など比べものにならないお金が必要でしょうが、子供さんが新たな世帯に分かれてゆけばやっとお金が残るようになる。寂しいけれど、そんな感覚に似ているかもしれません。
次に、年金保険料の支払いもあと少しで満期を迎えます。これも結構な変化なので、その分のお金は残ってもよいし、収入が減っても別によいですね。自分の場合は公的年金と個人年金をかけているため、解放されたら楽になるなぁ、と単純に楽しみです。
老後の健康不安はひきつづき大問題ですが、その日が近づくにつれて支出を小さくできるのは大事なポイントだと感じます。
やっぱり貴重な配当金
ちょっと話がそれましたが、自分の秋冬はそんな感じでお給料を温存しつつ、そこそこに休日を過ごし、来年の投資に向けて配当金をプールする流れが定着しました。
そう、その配当金が実に有難いのです。
「なんか、投資が楽になったな…。」
と感じるのは、きっと配当金のおかげ。
それらが増えてくると、預貯金からの投資額が軽く済んで楽になります。
それなのに、実際には投資額が上がって配当金も増える結果が生まれるなんて、これほど貴重なものはありません。
年後半の投資がふるわなくても、暇でもまぁ、いいか。