ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

高配当銘柄を楽に選定する方法

カバー

投資をするなら、多くの人は株式というアセットを手がけることでしょう。
今年は株式事情が不透明といわれる中、銘柄選定は大事です。

今回は自分も大好きな「高配当銘柄」についてです。



配当利回りを求める理由

自分のスタイルは長期保有型です。

インフレには勝たなければならない、でもトレードで利を取れる才能がない。
しかも、若い人の投資とは条件が異なり、時間で得られる効果は弱い状態。
となれば、株式に配当利回りを求めるのは必然といえます。

配当重視は成熟企業に多く、日本株なら株主優待などの還元もあったりします。
急成長はないけれど、安定したインカムをくれる。そんなところが頼りになります。

高配当銘柄に出会うには?

しかし、そんな企業はどうやって探すとよいでしょう。
行き当たりばったりで出会っているだけだと、ちょっと不安…。
株価が下落中で高利回りに見えるだけ、のような要注意物件もあります。

やはり王道は四季報を読んで自分の目で選定する、でしょうか。
自分の場合は、証券会社のスクリーニング機能で条件を入れたりしました。
どちらも選定までには時間がかかり、始めるにはちょっとした心の準備もいります。

でも、「もっとサクッと候補を見たい」の時には良い方法があることに気づきました。

ETFに選んでもらう

それは、「高配当ETFの組み入れ銘柄を見る」です。

ETFは定期的に銘柄構成が見直されており、良い高配当銘柄を抽出済みの状態と考えられます。
運用方針にもよりますが、かなり参考にできるのではないでしょうか。

組み入れ銘柄の上位は目論見書で確認できることが多いです。
日本株だと、たとえば…。

CD 略称 組み入れトップ3
1489 日経高配当50連動型 三井住友FG、みずほFG、JT
1577 野村高配当70連動型 INPEX東京海上三井物産
1698 東証配当フォーカス100 キヤノンブリヂストンJT
2529 野村株主還元70連動型 三菱重工INPEXKDDI
2564 グローバルX MSCI
スーパーディビィデンド
トランスコスモス稲畑産業東洋製罐

上記は表示幅の関係で上位3銘柄ですが、リンク先は10銘柄から確認可能です。
それぞれの銘柄選定方針・運用方針とあわせてご確認ください。

しかし、さすが成熟企業。どれもまずまずお高いです。
どの企業を選ぶにしても、マス層のお財布にとっては結構な集中投資となりますね。

ETFを買うか、個別株を買うか

さて、ETFの銘柄を見たところで、それらの購入を検討するか、それともETFをそのまま買うのか。
ここでETFと個別株の復習です。

ETF 個別株
特徴 少ないお金で分散投資 まとまったお金で1企業に投資
メリット リスク分散、
銘柄見直しが自動
銘柄次第で突出した配当、
議決権行使、株主優待
デメリット 配当の平均化、
信託報酬天引き
値下がり・減配リスクの集中

これは自分目線のまとめですが、どちらにもメリット・デメリットがあることがわかります。

個別株のデメリットであるリスク集中をどう考えるか。
ランダムに選んだ銘柄ならばハイリスクといえますが、ETFに選定された銘柄に一定のリスク低減効果を求めるのもありかな、と思うこの頃です。

もちろん、選定内容はあくまで現在までの実績に基づくもの。
将来の配当まで盲信はできないので、ご購入はご自身の判断で計画的に…。



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優秀賞だが偶然の賜物。2022年運用成績の振り返り


2022年は資産運用にとって激震の年、空気の変わった年だったと思います。
コロナショックからの経済回復がインフレを呼び、遂に金融緩和が終わりの始まりとなりました。

折悪しく、自分にとってはちょうどブログを開始し、記録をつけて、これまでの運用をずいずい改善してゆこうというところに重なりました。

減らさないつもりの改善だったけれど、この激動のなかでは果たして…。
そんなこんなで1年たって、収支を締めましたのでまとめてみました。



ブログ主が2022年に取り組んだこと

【2021年までの駄目なところ】
 ・チャートだけで売買した結果の含み損
 ・優待だけを見ていた結果の長期塩漬け
 ・総資産の増減を評価していない

ただの駄目な人じゃん。
…なので、心を入れ替えようと思って…。

【2022年の取り組み】
 ・塩漬けを売却し、高分配のJリート・インフラに振り替え
 ・漫然保有の銀行投信を解約し、ドル建てに振り替え
 ・債券の積極導入

こんな感じです。
驚いたことに、これまで債券はゼロ、米国株もひとつまみ以下という状況で、ただただ実現収支だけを成績と考えていたので、そこから視点を変えて総資産を見る練習を続けました。
 

成績表 実現収支と総資産評価額

実現収支: +400,367円
ノギン 成績表

実現損益は譲渡損のマイナスを配当類が補い、約40万円のプラスでした。

ここで2021年までなら、「そうか、40万円稼いだぞ」と思って終わるところ。
しかし、資産運用で大事なのはお金の出入りよりも総資産の増減、と今は思っています。
その結果は……。

年間増減額: +2,609,173円
総資産増加率: 6.34%

ノギン 成績表


総資産が6%増加…?
これは自分でも首をかしげるほどの良い結果となりました。

米国株は低調で自分の買値も円安、債券も値下がり中、投資信託の年間トータルリターンはマイナス、という全面的に悪い状況なのに、資産総額が増えたというのは…日本株投資法人の含み益が相当だったということになります。

集計はアプリの OneStock におまかせですが、まさか誤りとかじゃないでしょうね…(汗)
 

昨年の成績は多くの偶然が重なっただけ。今年は気を引き締めて

2022年は米国を中心に金利上昇の嵐が訪れました。
それまでに米国資産を積み上げていた場合は、円安を除けばかなりの低下に見舞われたはずです。

そんな中、自分は米国資産をほとんど持っていなくて軽傷でした。
むしろ、下がった位置からのスタートというラッキーも重なることに。

偶然です…。

日本株に関しては、日銀の金利押さえ込みと言う緩和が継続し、コロナからの回復が進みました。
従来から日本株多めの自分としては、予想以上の値上がりを得られたようです。

これまた偶然です…。

今年はというと、買い始めた米国株はいま以上に低調となり、日本株金利の押さえ込みを緩め、円高の巻き戻りも来るという予想が多いです。
既に、大発会で始まった日本株はマイナスを食らいましたし。

だいたい、今年の書き初めを「うそこメーカー」に依頼したらこの結果ですよ。

ノギン うそこメーカー


ひどいorz
しかも、同じメーカーに今年の脳内を占って貰ったらこれです。

ノギン うそこメーカー


あんまりだ il||li_| ̄|○il||li
ネットはもっと優しいものかと思っていたのに…。

こんな時に、今年の利を取ろうと焦れば良くない結果が出そうです。
愛すべきJリートも、金利のニュースには下降で反応するかもしれません。
買えば上がる、の考えからは離れなくてはいけないかな。

だから今年は慎重に、慎重に……
…買い場を待とうかと。

リセッションの後にくるのは回復です。
兎は来年に跳ねるかも知れない、と思って今年は慌てずゆきたいですね。


株式の増配効果は手放せない

カバー

年が改まると、ここ数年やっていることがあります。

保有している個別株の配当予想更新です。
各銘柄の増配・減配を反映して、現時点での年間配当予想を見るのですね。



何も始めていないのに、昨年比増配にあやかる有り難さ

そうすると驚いたことに、年間数万円の配当アップという予想になりました。
まだ何も買っていないのに、既存株の増配だけで年収(?)が上がる見込みとなったのです。

見込みと実績は違いますが、企業予想はそれも込みで出されるもの。
日本株はコロナ時が厳しかったので、見込みとはいえ回復予想は嬉しいことです。
インフレが緩く、金融緩和も続き、昨年は相対的に日本株が良かった印象でした。

昨年以降、高分配を求めてリートにも力をかけている矢先、リートにはない増配の力というのをこうして見てしまうと、やはり個別株は手放し難く感じます。
 

個別株はサテライト、と言われるけれど…

現代の堅実な資産運用は、インデックス投信をコアとして個別株はトッピング、が主流のようです。
しかし、年初の自分の資産比率はこの通り…。

ノギン 資産配分


60歳退職まで5年を切った今、依然として個別株が幅をきかせています。
全然トッピングになっていません💧

これは自分が投資を始めた頃の選択肢や情報、そして勉強の方向が今と違っていたためです。

今になり、リスクを取りたくない、と言いつつ個別株を抱えているのは矛盾にも感じます。
だからこそ、良くない保有は解除するという動きも続けているわけですが。

しかし、過度に売って組み替えるというのも、やはり配当を失う話ではあるし…。
リバランスは意識するが、個別株の良さも維持、という感じで銘柄厳選したいものです。

あんたの入金力じゃ、リバランスなんて先の先の話ね。
調整するからもう少しの間、待って…。

2023年の優待抱負:美しい図書館展示で時を旅する

カバー

年始といえば今年の抱負ですね。
当方でも、はてなブログから「今週のお題」をお借りして新年の希望を書いてみました。

今年は「図書館展示」に触れてみたいと思います!



違う時の位相を旅する場所、図書館

デジタル全盛の今でも、図書館の体験は特別です。

とくに昔の書籍に図書館で触れるとき、大事に蔵されて多くの人に繰られほどけたページは本の内容とは別物ながら、何か自分が迎えられ、試されるかのような敬虔な気持ちになります。

本の重要事項はもちろん内容、コンテンツであることは間違いないですが、図書館の本はその装丁や紙質といったパッケージにも様々な経緯が折り重なっており、更にはその本に出会うまでの空間にすら別の物語があって、他に無い複合的な体験ができるのですね。

だったら思い切り特別な場所に行ってみたい、と夢見たりはしないでしょうか。
 

三菱地所が推す「東洋文庫ミュージアム」という場所

自分は昨年初めて三菱総研の株主になりまして、三菱系列の全株主に送付される「東洋文庫ミュージアム」の招待券を受け取りました。
この展示館は2011年に三菱地所設計が設計し、グッドデザイン賞を受賞した美しい建物だそうです。

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画像は「アソビュー!」より


なかでもあちこちのサイトに画像が紹介されて有名なのが、「モリソン文庫」。

https://cdn-news.asoview.com/production/note/4e8df682-1aca-48dc-939b-86bfbc7b98a3.jpeg
画像は「アソビュー!」より


約100年前に買い集められた貴重な書籍が展示されているのだとか。
写真だけでもこの荘厳さ。これは体験してみたいなぁ。

保存のためおさわりは厳禁のようですが、それでも時間を過ごしたい誘惑に駆られます。
保存のため暗くされた室内で、そこだけ浮かび上がる蔵書… 見たい…。
 

季節の展示もぬかりなく

もちろん、展示は図書の背表紙だけではありません。
ちゃんと中身までひとつひとつ見せてくれる展示も入れ替わり、立ち替わりです。

せっかく入場招待券を戴いたのだから、有効に使わない手はないですね。
株主優待といえば主流はギフトのイメージですが、こんな控えめな「体験」の優待に乗ってみるのもいいじゃないか、というのが今年の抱負であります。


(お雑煮)あけましておめでとうございます

カバー

2023年が開けました。
当ブログも静かな年明けを迎え、なにはともあれお腹がすきましたのでご相伴いたしましょう。

焼いたお餅を2個入れて~

ノギン お正月


具だくさんの熱いお雑煮をかけて~

ノギン お雑煮


お酒も添えて出来上がり💝

ノギン お雑煮


お雑煮の具は毎年同じで、親鳥の鳥コマにごぼう、たけのこ、きのこ、長葱と、セリが必須です。
親のルーツが秋田にあったので、その流れでセリ大好きになりました。

父が健在の頃、そのルーツから取り寄せていたセリは白い長い根がついていて、なんとその根も食べてしまうのです。根までセリの香りがする凄い野菜だったなぁ。

スーパーのセリはそんな根がないので普通に食べますが、セリは良いものですね~。


え? 今年は相場が下がるに違いないって?
まあまあ。 今日くらいは良いではないですか。

ホットケ投信はそのまま続け、株価が下がれば指標を買い、もっと下がれば真面目に買う、くらいの心構えにしておいて、要するにお正月はお休みすればよいのです。

今年も、せめて1年たったときに資産が減らない年でありますように。


2022年12月の配当金 良いお年をお迎えください

自分のチェックとモチベアップで記録している毎月の配当金。
ついに今年も12月の締めを迎えました。
自分にとっては、ブログ開設からちょうど1年の節目です。

こうして記録を残しながら1年過ごせたことは感慨深いです。

さて貸株等含め、今月の合計は 107,699円 + 32.97$ でした。
 

米国株について

毎回数ドルの細々だった米国株は、秋口からのVYM買付でやっと配当らしき額になってきました。
現在の円レート 131.1円で換算すると、合計 4,322円ほどです。
…ていうか円レートまた急変してる?

ノギン 配当金グラフ


まあ、じわじわ頑張ります。
来年の米国株は慎重が求められる年になりそうですが、1回くらいは再投資ができるかな?
 

日本株について

昨年との比較はこんな感じになりました。
ポートフォリオの改革が功を奏し、通年で前年同月を上回ったのはとても良かったです。

ノギン 配当金グラフ


1年間のインカム総額は 470,614円、昨年比約 17万円という成果でした。🌞
入金だけで配当を1万円増やすのは大概大変なのに、今年の入金はあまりなし。
ほとんどが組み替えによるもので、いかに昨年が低配当体質だったかということですね。

ただまあ、冷静に考えると年間47万円では生きてゆけませんな。
重要な額ではありますが、あくまでその効果範囲は年金の補助。
年金開始前に失職すると、仁義なき取り崩しが待っています。

先の短い勤め人生活でもなんとか頑張り、「補助」が「補強」程度に育ってくれという思いです。

配当金の内訳は概ね3月・9月権利の下記のものです。

ノギン 配当金グラフ


現在は下記のように変化しました。

OUT レシップHD
IN フランスベッド

遂に、事業も優待も興味津々だったフランスベッドに入門です。優待が続きますように。
そしてみなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。

前回分です。

benzoin.hatenablog.com

 


仕事休みと相場の休み

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勤め先のカレンダーで年末休暇が始まりました。
3日以上の休みはつかの間気が楽になる期間です。

しかし勤め人の悲しい性で、初日はまだ心身が休みについてきません。
夜眠るときは仕事の残滓が頭に残っているし…。
翌日も「休みなんて嘘でしょう、欺されないぞ」という目覚め具合だし…。

そう、切り替えも難しいほど仕事がツラく、それでも仕事を続けるためのマインドコントロールが十全に機能しちゃっているのです。
 

仕事休みで束の間解放される「自分」

しかし、時は年末年始。
ちょっと気を遣った掃除もするし、来る年を楽しむための食材も仕入れます。
今年の夏に相棒を失い、一匹になったシニア猫のお世話も、時間に追われずし放題。

そうして過ごすうちに段々毒気が抜けて、数日経つとやっと「自分」が顔を出します。
要するに、仕事脳のマインドコントロールを解くには数日以上の遮断が要るらしいです。

そうして遂に、「あれをしようかな」「こんなことを思いついた」と前向きな時間の使い方ができるようになって、ちょうどその頃休暇は終わるんですよねw

勤め人の楽しい休みは「悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく」という相場格言の通りです。やれやれ…。

そんなに言うんだったら辞めれば?
辞めるお金がありません!



 

今年の相場休みは市場より一歩早く、一歩遅く

年末30日までは市場が開いていますが、自分の取引はしばし封印中です。

来年は、口座区分を「源泉徴収なし」から「源泉徴収あり」に変更する申込をしています。
去年は年明けにこの変更をしようとしたら、権利日翌日から大納会までの間(受渡日が新年度)に取引をしてしまっていたため、変更できなくなったのでした。あーもう。

今年は申込済みなので大丈夫…とは思いますが、念には念をいれて黙っていることにしました。

なんかお買い得が来そうな雰囲気なのにな…。

あとは、新年度で改まる現行NISA枠についても、年始すぐからは購入できない事情です。
これも変更受付中で手続きが済んでいないという。

benzoin.hatenablog.com

もっと早く手続きしていたら、良い新年だったのになー。
いや、これを事前に知っていたら、今年は手続きしなかったかもなのに…。

benzoin.hatenablog.com

と言っていても仕方ないことですね。
願わくば、この休止が良い冷却期間になることを祈るばかりです。あー取引したい。