2022年は資産運用にとって激震の年、空気の変わった年だったと思います。
コロナショックからの経済回復がインフレを呼び、遂に金融緩和が終わりの始まりとなりました。
折悪しく、自分にとってはちょうどブログを開始し、記録をつけて、これまでの運用をずいずい改善してゆこうというところに重なりました。
減らさないつもりの改善だったけれど、この激動のなかでは果たして…。
そんなこんなで1年たって、収支を締めましたのでまとめてみました。
ブログ主が2022年に取り組んだこと
【2021年までの駄目なところ】
・チャートだけで売買した結果の含み損
・優待だけを見ていた結果の長期塩漬け
・総資産の増減を評価していない
【2022年の取り組み】
・塩漬けを売却し、高分配のJリート・インフラに振り替え
・漫然保有の銀行投信を解約し、ドル建てに振り替え
・債券の積極導入
こんな感じです。
驚いたことに、これまで債券はゼロ、米国株もひとつまみ以下という状況で、ただただ実現収支だけを成績と考えていたので、そこから視点を変えて総資産を見る練習を続けました。
成績表 実現収支と総資産評価額
実現収支: +400,367円
実現損益は譲渡損のマイナスを配当類が補い、約40万円のプラスでした。
ここで2021年までなら、「そうか、40万円稼いだぞ」と思って終わるところ。
しかし、資産運用で大事なのはお金の出入りよりも総資産の増減、と今は思っています。
その結果は……。
年間増減額: +2,609,173円
総資産増加率: 6.34%
総資産が6%増加…?
これは自分でも首をかしげるほどの良い結果となりました。
米国株は低調で自分の買値も円安、債券も値下がり中、投資信託の年間トータルリターンはマイナス、という全面的に悪い状況なのに、資産総額が増えたというのは…日本株と投資法人の含み益が相当だったということになります。
集計はアプリの OneStock におまかせですが、まさか誤りとかじゃないでしょうね…(汗)
昨年の成績は多くの偶然が重なっただけ。今年は気を引き締めて
2022年は米国を中心に金利上昇の嵐が訪れました。
それまでに米国資産を積み上げていた場合は、円安を除けばかなりの低下に見舞われたはずです。
そんな中、自分は米国資産をほとんど持っていなくて軽傷でした。
むしろ、下がった位置からのスタートというラッキーも重なることに。
日本株に関しては、日銀の金利押さえ込みと言う緩和が継続し、コロナからの回復が進みました。
従来から日本株多めの自分としては、予想以上の値上がりを得られたようです。
今年はというと、買い始めた米国株はいま以上に低調となり、日本株は金利の押さえ込みを緩め、円高の巻き戻りも来るという予想が多いです。
既に、大発会で始まった日本株はマイナスを食らいましたし。
だいたい、今年の書き初めを「うそこメーカー」に依頼したらこの結果ですよ。
ひどいorz
しかも、同じメーカーに今年の脳内を占って貰ったらこれです。
あんまりだ il||li_| ̄|○il||li
ネットはもっと優しいものかと思っていたのに…。
こんな時に、今年の利を取ろうと焦れば良くない結果が出そうです。
愛すべきJリートも、金利のニュースには下降で反応するかもしれません。
買えば上がる、の考えからは離れなくてはいけないかな。
だから今年は慎重に、慎重に……
…買い場を待とうかと。
リセッションの後にくるのは回復です。
兎は来年に跳ねるかも知れない、と思って今年は慌てずゆきたいですね。