投資をするなら、多くの人は株式というアセットを手がけることでしょう。
今年は株式事情が不透明といわれる中、銘柄選定は大事です。
今回は自分も大好きな「高配当銘柄」についてです。
配当利回りを求める理由
自分のスタイルは長期保有型です。
インフレには勝たなければならない、でもトレードで利を取れる才能がない。
しかも、若い人の投資とは条件が異なり、時間で得られる効果は弱い状態。
となれば、株式に配当利回りを求めるのは必然といえます。
配当重視は成熟企業に多く、日本株なら株主優待などの還元もあったりします。
急成長はないけれど、安定したインカムをくれる。そんなところが頼りになります。
高配当銘柄に出会うには?
しかし、そんな企業はどうやって探すとよいでしょう。
行き当たりばったりで出会っているだけだと、ちょっと不安…。
株価が下落中で高利回りに見えるだけ、のような要注意物件もあります。
やはり王道は四季報を読んで自分の目で選定する、でしょうか。
自分の場合は、証券会社のスクリーニング機能で条件を入れたりしました。
どちらも選定までには時間がかかり、始めるにはちょっとした心の準備もいります。
でも、「もっとサクッと候補を見たい」の時には良い方法があることに気づきました。
ETFに選んでもらう
それは、「高配当ETFの組み入れ銘柄を見る」です。
ETFは定期的に銘柄構成が見直されており、良い高配当銘柄を抽出済みの状態と考えられます。
運用方針にもよりますが、かなり参考にできるのではないでしょうか。
組み入れ銘柄の上位は目論見書で確認できることが多いです。
日本株だと、たとえば…。
CD | 略称 | 組み入れトップ3 |
---|---|---|
1489 | 日経高配当50連動型 | 三井住友FG、みずほFG、JT |
1577 | 野村高配当70連動型 | INPEX、東京海上、三井物産 |
1698 | 東証配当フォーカス100 | キヤノン、ブリヂストン、JT |
2529 | 野村株主還元70連動型 | 三菱重工、INPEX、KDDI |
2564 | グローバルX MSCI スーパーディビィデンド |
トランスコスモス、稲畑産業、東洋製罐 |
上記は表示幅の関係で上位3銘柄ですが、リンク先は10銘柄から確認可能です。
それぞれの銘柄選定方針・運用方針とあわせてご確認ください。
しかし、さすが成熟企業。どれもまずまずお高いです。
どの企業を選ぶにしても、マス層のお財布にとっては結構な集中投資となりますね。
ETFを買うか、個別株を買うか
さて、ETFの銘柄を見たところで、それらの購入を検討するか、それともETFをそのまま買うのか。
ここでETFと個別株の復習です。
ETF | 個別株 | |
---|---|---|
特徴 | 少ないお金で分散投資 | まとまったお金で1企業に投資 |
メリット | リスク分散、 銘柄見直しが自動 |
銘柄次第で突出した配当、 議決権行使、株主優待 |
デメリット | 配当の平均化、 信託報酬天引き |
値下がり・減配リスクの集中 |
これは自分目線のまとめですが、どちらにもメリット・デメリットがあることがわかります。
個別株のデメリットであるリスク集中をどう考えるか。
ランダムに選んだ銘柄ならばハイリスクといえますが、ETFに選定された銘柄に一定のリスク低減効果を求めるのもありかな、と思うこの頃です。
もちろん、選定内容はあくまで現在までの実績に基づくもの。
将来の配当まで盲信はできないので、ご購入はご自身の判断で計画的に…。
にほんブログ村に参加しています。