身内Aが絶賛した、ヒロセ通商の物量責め的株主優待

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1年前に投資を始めた身内がいまして、現在2銘柄と少しの投信を保有しています。

この人、「配当？　それってタダで貰えるの？」というトンでもない質問をかますほどの猛者ですが、元は預金一筋というだけあって、余分な売買を一切しません。ある意味理想的な初心者ですね。

そんな身内Aに2番目の銘柄を相談されたときは悩みました。
身内Aの投資目的は明確にただ一つ、「優待生活（食べ物限定）」だったからです。

この人の場合、グルメとかじゃなくて量とインパクトなんだよな。
といっても、あまり派手なのは廃止改悪が危険だし、無配や低配当もNISAに見合わないし…。
むむぅ。

そうだ、いっそ有名なアレはどうだ？
と、ネタ枠的に優待説明したら、一発で琴線を揺るがした銘柄がありました。

FXの取引大手、ヒロセ通商（7185）です。

FXを含む証券業は、投資家の懐が温かいほど賑わうハイリスク業界ですね。
当時はちょうど権利落ちで安い時期だったので、つい口にしてしまったけど…。
ちょっと待って、ネタだよ？　水物業界だよ？　と慌てて続けたものの、もはや耳に入らず見事約定。このたび目出度く9月優待が到着し、大絶賛で自慢されました。

ふぅ…。　まあ、とりあえずチャートも上手くいっているようで良かった。

ヒロセ通商の株主優待は、「自社キャンペーン商品」。
ここは一定以上の取引量で鶏カラとか、決済損益がゾロ目でラーメンとか、理屈抜きの激アツアピールが凄いです。いや、これって何の商売？

何というか、キャンペーンページを見ているだけでパチンコ店の前に立ったような賑々しさを感じてしまうのは…　やはりFXがそういうもの、という印象を逆手に取ったジョークなのでしょうか。

まあFXが堅実かどうかはさておいて、優待の話です。
身内Aに自慢された優待品を数えると、下記の通りでした。
人様の家ということで写真を載せられないのが残念です。

これは凄い…。
5袋パックも大分値上がりしてしまった袋麺が、一気に25袋とな。
そこにパスタソースとパスタ、カレーとご飯、ご飯と佃煮がセットですか。

健康的かどうかはともかく、PCと一緒にしばらく籠城できるでしょう。
籠城して、そしてFXを…　ってそんなわけはないか。

カレーの名前も相当面白いので、気になる方は検索してみてください。

食べ物は株主の総取りとなりましたが、カレンダーだけは「絶対いらないから」という理由でお裾分けされました。

これがまた、今まで見たなかで一番巨大なカレンダーなのです。

隣に置いたボックスティッシュがずいぶん小さいですねー（遠目）
中身も相当マニアックで、欄外には各銀行のメンテナンス予定日までがズラリなので、これが客間にあると相手にちょっと引かれそうですよ。

じゃあどこに飾るかというと…　トレードルーム？
持ってないｗ

そんな身内Aが、ふたたびお金を用意したからと言って、次の銘柄を求めております。

ノギン「もう自分で選べるんじゃないかな？」
身内Ａ「どれが食べ物かわからん」

ぐぬぬぬぬ。
これが投資家同士の会話とは、誰も思いますまい。

まあ…。次は水産や種苗とか、一次産品に関連するところが良いんじゃないかな。あ、お米とか、お米券とか！　建設や倉庫にそういうのが多いけど、どう？

身内A　「いや、食べ物がいいんだけど」

……。
お、おう。
なんか色々最強すぎて、何と言ったら良いのか…。

数々の思惑や困難を乗り越え、費用をかけて実現される株主優待。
しかし、そんな背景は関係ねぇという猛者な投資家もおりますね。
いっそ一部をギャラに貰うつもりで、そういう優待を選んでやろうか？　と思うこの頃です。

ノギンの泡沫投資日記