シルバーライフ(9262)は、高齢者向け配食サービス「まごころ弁当」などでフランチャイズ本部を運営する会社。
7月に権利月があり、200株保有でなんと自社商品1万円相当という優待がありました。(過去形)
「まごころ弁当」の1万円相当というと、約21食分が購入できるようです。
冷凍庫クラッシャーとも言える内容も内容だし、正直配りすぎなんじゃないかと感じて敬遠していたのですが…
まあ、廃止されましたね。
2023 年 7 月末時点の株主の皆様へ謹呈した株主優待をもって廃止させていただきますので、2024 年7 月末時点の株主様への謹呈はございません。
これはいわゆる「遡って打ち切り廃止」というやつで、来年の優待を期待して購入した人がとても失望するパターンです。
2021年に優待新設、2023年に優待廃止
シルバーライフの上場は2017年。
そして2021年、下記を理由として株主優待が新設されました。
当社製品を株主の皆様に認知していただく機会として、また、より多くの皆様に中長期的に当社株式を所有いただくことを目的として株主優待制度を新設いたします。
確かに、凄い優待として認知は進んだみたいだけど…。
3回だけの実施で廃止ということは、やはり実施結果に歪みが出てしまったか、最初から短期間のキャンペーンであったかのどちらかなのでしょう。
今の時代、株主優待に目を光らせる個人投資家は大変多いので、話題作り的な優待を行ったり、乗ったりすると両者ともに予想外の打撃を被るリスクがありますね。
第三のインカムゲインとも言われる株主優待も、取得時は今一度下記を検討したいものです。
- 本業がしっかり稼げていて、事業や収益が継続しそうか
- 株主優待以前に、配当還元は確保されているか
- 優待内容に、野心的すぎるニオイはしないか
失望売りからの復活の目はあるか?
シルバーライフのFCオーナーは「マイナビ転職」でも求人として募られています。
tenshoku.mynavi.jpオーナーが順調に増えてゆくなら、時流に合った事業ということになるのでしょう。
今年の株価は年初から 1,000円以上下落と厳しいですが、今後この銘柄を検討する投資家は、優待実施銘柄であった頃とは違う層になるのかな。
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