一正蒲鉾(2904)の株主優待は6月権利で、株価に比べて優待が良い印象でした。しかし、ついに100株優待にメスが入ります…。
今回の優待案内を見て、寝耳に水だった人は多いのではないでしょうか。
300株未満は「かまぼこ」「冷蔵品」が選択不可に
今年の株主総会通知を開けると、例年通りの優待案内が同封
…と思っていたら!
裏表紙にはこんな記載ががが。
2025年権利以降、優待内容の変化点はこんな感じです。
- 300株未満は、選択肢が「常温品」のみに縮小
- 300株以上で、すべての選択肢が解禁(区分も新設)
- 500株以上は従来通り
印刷物からQRコードを辿ると、確かに開示はありましたが。
- 株主優待の一部変更に関するお知らせ(2024年8月8日)
でも、変だなあ。先月はこんな開示タイトルを見た記憶がないぞ。
開示参照アプリには出なかったし、日経の適時開示でも検索できない。
カテゴリが「お知らせ」だから…?
これ、案内に記載がなかったら多分来年まで気づきませんでした。
優待の変更は適時開示で公開してほしいです 😑
最低株数での優待投資は綱渡りの時代へ
2025年の権利以降、かまぼこと冷蔵品がなくなった100株優待品はこの一択となりそうです。
今後は、300株への単位引き上げにしたいという布石かもしれません。
優待品は救援物資的な食料品で助かるけれど、今後も100株が残るかは怪しい… と見たほうが良いのかな。単位の引き上げは近年良くあるので、最低単位で保有する銘柄は影響を受けがちです。
優待投資はリスクを呑んで、狙いすぎない心構えも大事ですね。
一正蒲鉾の配当利回りは税引後 1.2%程度とやや低いこともあり、今回の100株は部分的に残っただけでも良いほうと言えるでしょう。