ペット保険は大事ですね。
自分のところでは飼い猫が一生ものの病気になってしまったので、鬼のように保険証出しーの、支払額の倍以上を適用いただき-の、もう保険様には頭があがりません。
あがりませんが、保険料は上がり続けてます💧
契約先のアニコム損保の場合、年齢が1歳上がるごとに保険料も上がる仕組みなのです。
永遠値上げですがな💧
特に自分は2匹年払いなので、ここ数年は支払月が来るたびに収支が激しく悪化します。
年払いは月払いにくらべ、微妙に割安になるのですが。
保険料のせいで単月マイナスってのは気分がすぐれません…。
そこで、保険適用効果を計算してみた(単年・理想型)
自分の契約名は、「どうぶつ健保ふぁみりぃ50%プラン」。
通院は「年間20回まで、1回1万円を上限として、請求額の50%を保険適用」です。
この保険を最もうまく使った場合の保険適用効果(株式でいうところの利回り)は何%でしょうか?
仮に、通院枠の年間限度である20回まで通院し、毎回限度額の1万円が適用されたとすると…。
- 保険適用額: 20万円(通院20回分の最高額)
- 年間保険料: 5.7万円(15歳猫の各種調整後金額)
- 保険適用後の自己負担額:20万円(通院20回分の最低額)
→ 78%(驚)
自己負担額が倍の40万円だったとしても43%。3倍なら30%。
株式利回りどころではない驚きのお助け効果です。
※50%負担で1万円の保険適用を受けるには、1回あたりの請求が2万円以上である必要があるので、保険適用後の自己負担額はその半分の最低1万円以上となります。
自分の猫の場合、2万円超の請求はザラだったのでそういう病気もあるということで。
病気については当ブログのカテゴリ「猫の膵炎」でまとめています。
benzoin.hatenablog.com実際の治療費からみた保険適用効果は?(2021年の場合)
ただし、上の理想型78%というのは、20回の通院で完治し、その後費用発生しなかった場合ですね。
実際は限度回数20回以上の通院が必要だったので、その費用も自己負担額に加えてみます。
- 保険適用額: 18万円(通院20回分の概算)
※紙の明細を見るのが面倒なのでざっくり感覚です。 - 年間保険料: 4.4万円(14歳猫の各種調整後金額)
- 保険適用後の自己負担額:89.3万円(2021年度の支払総額)
→ 19.2%
…ふむふむ!
それでも効果の大きさは十分感じられます。
最高20万円という適用額面をみても、これがあるとないでは大きく違いますのでやはりペット保険は持っておきたいものです。
治療費が安かったり、そもそも病院にかからなかった場合は掛け捨てですが、ひとたび発病すれば絶大な効果を発揮するのは間違いありません。
生涯保険料でみても、たぶん大丈夫
単年ではなく保険加入期間全体でみると?
これは病気の状況により難しいですが、慢性病で長期通院の場合は同様の効果が得られる印象です。
現在こそ保険料が高いですが、猫が若いうちは保険料も少なめだからです。
今はちょっと計算する気になれないので、またいつか改めて。
アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の実は重要な注意点
ところで、2021年に4.4万円だった年払い保険料は、2022年で5.7万円に値上がりしました。
これはなぜか?
単に1歳年をとって基本料があがっただけではなくて、ここは重要な点が含まれています。
「健康割引」に関する公式サイトの表を見てみましょう。
通院・入院・手術の合計回数が20回を超えると次年度が割増になります。
この20回というのがポイントです。
通院の限度回数も20回。
つまり、通院の限度回数が20回だからといって、20回全部を使い切ると翌年が割増です★
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通院の限度回数付近で入院や手術を受けた場合も同様ですね。
限度回数なしのプランで通院しまくった場合は、50%割増が待っているぞ、と。
お、おう…。
自分のところの割増幅でいうと、50%適用上限の1万円を超えて割増されています…。
回数限度があるプランでは、最後の1回を保険適用する前によく考えたほうが良さそうです。
逆に、無事完治して通院が必要なくなった場合、割増が解除されるのは良い点です。
毎年の保険料と引き替えに、万一が起きたときには大変助けになる保険。
まとめると、「上手くできている」というところでしょうか。