JIA(7172)は、長期保有で増額するクオカード優待で知られます。
2024年1月、新株予約権の無償交付により 100株保有者の多くが200株保有者となり、発行済株式数が倍増したことは記憶に新しいですね。
そんなJIAの優待は 100株、200株、2,000株の3段階だったわけですが、新株予約権を行使して200株ホルダーに昇格した株主の優待は美味しく倍増するのか? というのが2024年の主な関心事でした。
結果、そうはいかないよ… という話だったわけで。
まあ予想はしてました /(^o^)\
2024年7月、新株予約権から半年後の優待変更開示は「区分追加」
今回の優待変更は、実質2分割となった後の 100株にも優待が新設されるので、拡充にあたります。
同時に8円の増配も行うので、株主にとっては明るいニュースですね。
ただし優待内容のほうは、「株数が倍になっても変化なし」という調節結果でした。
変更後、2024年12月以降の優待は下図のようになります。
ふむふむ。
従来は100株、200株、2,000株だった区分が、実質2分割後の200株、400株、4,000株へスライドする措置ですね。そして、100株に対しては購読券のみの付与を新設、と。
開示を見た第一印象は、「予想外に良心的!」でした。
開示タイトルを見たときは思わず渋面になりましたが、いい意味で裏切られてホッと一息であります。JIAに対する視線が曇っていたかな 😅
普通に考えて、株式数が倍になれば優待基準も引き上げだろう、と想像できます。そこからの改悪がなかったばかりか、新たな100株優待も新設されて増配なので、好業績に感謝ですね。
まさか、昇格組の200株ホルダーに期待を持たせたわけでもないでしょうが…。
そのへんを黙るところがJIAっぽいな~と思う今日この頃です。
JIA、分割と優待変更の歴史
JIAの株主優待を振り返ると、かなり変更回数が多いです。
分割などによる株式数の増加とあわせて、ザックリまとめてみました。
2006.09 | 設立 |
---|---|
2014.09 | 上場 |
2015.01 | 株式分割 1:5 |
2015.12 | 株主優待制度の導入 |
2016.12 | 優待変更(拡充) |
2017.09 | 公募増資&株式分割 1:2 |
2018.06 | 公募増資&第三者割当増資 |
2019.12 | 優待変更(拡充) |
2021.12 | 優待変更(改悪) |
2022.12 | 優待変更(改悪) |
2024.01 | 新株予約権割当 実質1:2 |
2024.12 | 優待変更(拡充) |
長い(汗)
自分の保有は2度の改悪が出る直前で運が悪かったですが、その前は上場、分割、増資、優待拡充と勢いある会社だったのですね。
JIAといえば改悪、というイメージは少し違ったかもしれません。
とはいえ、直近の改悪と新株予約権割当に関しては、開示のタイミングが直前だったり、書類の到着が適当だったりで微妙な心証を持ってしまったのも確かです。
当節は、アフターコロナに円安が転がり込んで好転しているJIA。
業績次第、景気次第のリスクは常に隣にありますが、自分の保有は今年末が3年目…。もうしばらくは大丈夫そうかな?