ある日のはてなブログからのリコメンドで、ふと目にとまった言葉。
「盆栽株主」
…から転じて、「盆栽株式投資法」は、こちらのブログの方が解説している用語でした。
盆栽株主とは、株式上場している株式銘柄を少数しかも多種類集めて、あたかもサザエさんに出てくる波平のように盆栽を愛でるかのように保有する少数株に満足している投資家もどきの人のことを指します。
一生貧乏盆栽株主の密やかな楽しみ - 知らなきゃ大損!お金を貯めるWeb時代の歩き方
ちょっぴり自虐的に聞こえます…。
「盆栽株主」は、その銘柄構成が玉石混淆のまま保有を続けるという姿勢を揶揄して「一生貧乏」のキーワードとともに語られるのだとか。
でも、ブログをよく読んでみると、中身はただの自虐とは異なることがわかります。
「盆栽株主一生貧乏」という言葉のもともとの出所は、別のイナゴトレーディング成功者のツイッターだった…というくだりを踏まえると、もう少しはっきりします。
盆栽株式投資法は、特に余剰資金が市場にあふれているときはチャンスの機会が高まる方式です。 しかし、このやり方を侮蔑軽蔑する株式投資評論家がいます。
盆栽株式投資は一生貧乏といわれても、夢があります。見られます。 - 知らなきゃ大損!お金を貯めるWeb時代の歩き方
一点集中型のイナゴトレーディングで大成功すると、お金持ち。
多銘柄の継続保有は前者に劣るから、一生貧乏。
もともとはこんな意味合いで言われたようです。
ブログの方はそれにひっそり反抗しておられます。
「盆栽投資はいいぞ、やめないぞ」という主張。
それは要するに、「分散投資」という極真っ当な姿勢をユーモラスに言い換えた主張ですよね。
株式投資において、一発ホームラン狙いから距離を置く姿勢には、なんらおかしな所を感じません。
あとはその銘柄選択が「盆栽」的であるかないか、だけのことで。
いいじゃん、分散投資。
あるじゃん、盆栽。
言葉のチョイスが面白くて、なんだか楽しくなったという話でした。
自分の保有銘柄に「盆栽」があるか、それは何を期待されて盆栽になったのか、肩の力を抜いて考え直してもいいかもしれません。