クレジットカードやマイレージカードの契約者に時折届く、無料保険の案内。
「フリーケア・プログラム」と言われることもあります。
これはカード会社等が保険料を払うため、加入者は無料というものです。
年末が近いからなのか何なのか、最近この手の案内が何通もたまってきました。
たいした補償ではないけれど…
これまで自分が戴いた無料保険の案内は、こんな感じの補償内容です。
- 交通事故で5日間以上入院したら、一時金 30,000~50,000円前後。
- 所定のがんと診断されたら、一時金 30,000~50,000円前後。
実は「交通事故で5日間入院する」というのはかなりのレアケースだし、実は「所定のがん」がけっこう狭い範囲に限定されていたりします。
しかし無料で貰えるならば、幾らであっても戴きたいというのが加入者の心情。
無料なら、別にいいんじゃない…?
って思いますよね。
自分も昨年、交通事故とがんのフリーケアに加入しちゃいました。
保険はまともな契約で、支払面で不利な点はない
これらは条件を満たせば、保険料がちゃんと支払われるもの。
また、満期になれば自動的に終了するため、知らないうちに延長されて保険料を徴収…ということもありません。
額は低くとも、保険適用の範囲が狭くとも、金額的なデメリットはないといえます。
契約時に渡す個人情報は、保険会社の顧客情報となる
よし、じゃあ一応加入しておこう。
となっていざ申込するときは、こんな情報を記入します。
この個人情報は保険料を負担してくださるカード会社等ではなく、保険会社に渡る事に注意です。
保険会社としては、カード会員という優良な顧客情報をゲット、というところでしょうか。
つまり、生年月日等から個人情報がプロファイルされ、カード会社から連携される住所およびここに記載した電話番号宛てに、保険の営業からDMなり勧誘電話なりが来ることは必然ですので、そこは踏まえておきましょう。
- 「今なら月々○○円」のような保険商品勧誘のDMが来ますよ。
- 営業電話もかかってきますよ。(着拒設定しましたが…)
自分の場合は、当該のフリーケアプランを擁する○ーリッヒで既に有償の終身医療保険に加入していたので、「別に同じ会社だから、顧客情報がだぶってもいいや」と思い加入しました。
保険の案内には必ず保険会社名が書かれているので、もし縁のない保険会社だった場合は、今一度加入を検討しなおしても良いでしょう。
保険証書が郵送されるとは限らないよ
保険に加入して万一のことがあった場合、重要なのが保険証書。
加入者番号や連絡先などの重要情報が書かれており、これを失うと保険加入の意味がありません。んが、いまどきのフリーケアプランは「保険証書はWebで!」のことがあるので注意です。
いざ交通事故で入院だ、がんが告知されて具合が悪い、となった後、果たして目的のWebにはたどり着けるでしょうか?
加入したけど利用できない、ということにはならないよう、面倒でもWeb配布型保険証書はダウンロードかつ、印刷して取っておくことをオススメします。