確定申告で配当を申告すると、所得税が控除できることはよく紹介されています。
これに加えて、自治体に届を出すと住民税も節税できるので行ってきました。
※後ほど記載しますが、これは令和5年分までの期間限定です。
節税ができる人
届を出して住民税を節税できるのには条件があって、
- 確定申告で配当所得を申告していて、
- 課税所得(収入から各種控除した後の額)が900万円以下の人
です。
資産運用はしているけど、所得が多すぎない人、ということですね。
届の作成・提出方法
一番簡単な方法は、確定申告書作成コーナーのWebサイトから申告するやり方です。
しかし、既に確定申告を済ませてしまったり、作成コーナーで申告が出来なかった場合でも問題ありません。届の作成と提出はとっても簡単です。
① 自治体(市区町村)のサイトから書式を取り寄せる。
② 特定口座年間取引報告書など、配当額と住民税額の記載された書類を印刷する。
③ 書式に従い、必要事項を記入・捺印する。
④ 上の②,③ と本人確認書類を持って役所に行き、提出。
住民税なので、提出先は税務署ではなく市区町村の役所です。
郵送受付してくれる自治体もあります。
ブログ主の自治体ではこんな感じの書式でした。
記入は配当額、住民税額、そして住民税を申告不要とする意思表示の3点だけです。
届の締め切り日
住民税申告期限の3月15日です。
ブログ主が節約できた税額は?
自分が総合課税を申告した令和3年分の配当所得は、248,800円。(NISA含まず)
配当にかかる住民税はこの5%なので、単純計算で12,440円です。
(上の画像では、おそらく個別の端数が影響して12,436円となっています)
12ヵ月で割ると、月々1.036円。
月々だと小さく見えますが、5Kgのブレンド米が1ヵ月おきに買える金額です。そう思うと全然小さくないですね。是が非でも届を出したい(キリッ)
しかし…。
この制度は令和5年分が最終です
昨年末に制度の終了が決まり、現在は経過措置期間中です。
理由はあるのでしょうが、結局増税となるので大変残念です。
岸田増税などと言われているようです。
この制度は所得の高くない人が対象だったので、そこを狙うなら何かフォローをいれてほしかった。
もうひとつの増税策となる金融所得課税はまだ議論されていないようですが、これが加わるともっと懐が寒くなります…。
議論するなら、徴収税額の皮算用だけでなく、富裕層より遙かに多い非富裕投資家が怒って資金を逃がす場合の試算もあわせてやって欲しい。
個人的には「やめてぇぇぇ」って思ってます。
関連記事です。
benzoin.hatenablog.com