株式相場の日々刻々からは距離を置くスタンスの当ブログですが、週明けの月曜日は久々に日経平均の一時 1,000円安(終値は 868.45円安)が出ました。そして翌日の火曜日先物も大幅安の模様。
そんな状態でも、安閑としていられるでしょうか?
結果は…。
うーん。別に。
売りたくもならないし、買いも様子次第、かな。
暴落の感覚は無かった
大幅安とはいっても、コロナやその他の暴落時とは異なるように思います。
ヒシヒシと迫る動揺、閉塞感、投資の成功など想像できないほどの意欲後退…。そういう雰囲気は感じられません。
何か、軽いんですよね。いうて利確でしょ? という感想しか出ませんし。
だって、日経平均の月足チャートはこの状態ですよ。
2023年からどんだけ上がってきたのよ、てなもんです。
まあ大幅安なので、大量に売られたのでしょうが、その株価を爆上げてさせていた投資家群は昨日今日買ったわけでもなし、何の損もしなかったはずです。
むしろ、利確で得た資金に達成感を感じたり、次の使い道に熱心だったりすると思うんだけど、違うのかな。
「狼狽売りで運用失敗」の想像からも距離を置こう
あまりに一本調子な上昇は、下落幅の警戒と隣り合わせでもあります。
そのせいかときどき、「新NISAで投資を始めた人は、いつか狼狽して売ってしまい、資産形成を失敗するのではないか」というのを目にすることがあります。
でも、それは勘違いな想像に思えますね…。
確かに、失敗談はどこにでもあります。
でも投資情報が充実している昨今、国内でオルカンなどの長期狙いの買入額が多いということは、それだけ堅実な初心者が存在することでもあります。そういう集団が熟考して、つみたてNISAに長期資金を入れるなら、簡単には売却しないと思えるのです。
初心者失敗説は、「投資初心者が狼狽売りで退場したら、(歴戦古参の我々は)価値が上がるだろう、胸がすくだろう」という願望が言わせているだけの、都市伝説だとでも思って距離を置くのが良いでしょう。
第一、そのような退場者が実際にいたとして、それがご自身の投資成果に関係あるでしょうか?
人が損して自分が得する、ゼロサムゲームのトレードなら仕方ないですが、株式投資はそうじゃないですね。
本来は、投資者の全員が果実を得られるプラスサムゲームのはず。
不幸な生贄を探すより、次のポートフォリオでも検討しているほうが良いです。
そして、誰にとっても一寸先の市場は不確定…。
毎日、先にあるのは闇だとしても、粘り強く手元の投資を続けるだけなんです。