ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

「日本株だから」という理由では売らないようにしたい

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投資のコアは米国株、世界投信、という姿勢をだんだん多く目にするようになりました。
いや、これは最近増えたことではなくて、昔から行われていたことがだんだん自分の頭に入るようになってきた、といったほうが正しいかもしれません。



いまの検索で得られる投資のコアは米国、全世界

成長の実績が違うから。人口増加度合が違うから。リスク分散になるから。

付される理由は色々ですが、ともかく新しく投資を始める人が色々と情報を確認した結果は、まず米国もしくは全世界から入ってそれを中核に据える、という方式がトレンドなのですね。

のみならず、以前から日本株と保険で運用していた人が、情報収集やアドバイスをきっかけに手元を改め、転向するという例も。
 

自分もリバランスするけれど、日本売りはしていない

自分の場合はどうでしょうか。
投資を始めた頃は世界投信も、ましてや米国株など思い付きもしませんでした。
2019年頃から米国株を調べだし、遅れて投信を入れ、ほんの少しずつ購入しながら勉強中です。

ちょうど株安が来ているので配分増の模索中ですが、ノーセルでいけるほどの入金力は出せず…。
むかし失敗した売り待ち株や、利回りの悪いものを徐々に卒業してゆき移す感じです。

ここで保有株を売る理由が「日本だからもう駄目だ」という理由にはしたくないかな。

しっかり配当還元があり、増配するという長期投資に求められる要件を満たす個別株は存在するし、日本株は為替リスクを持たない資産でもあります。
円安で日本円配当が負けるリスクは、運用期間が短ければ逆の為替リスクと多分どっこいです。

今後進んでは買わない、というのはアリだと思いますが、現在日本株の恩恵を受けていて、年齢的に残された時間も多くない状況で模様替えのように手放すのはちょっと。
 

日本株を警戒しなくてよい、ということではない

日本はマクロで成長しない、というツイートを見たことがあります。

全体としての成長が薄い。見込めない。なんなら縮退する。
だからミクロの個別企業が成長、成功したとして、それはほかのパイを奪ったにすぎないと。

そこでササッと数字が出てくるような頭ではないのですが、GDPがそれでも成長しているという点と比較するなら、まあ少し強硬な、決めつけも含まれた意見なのでしょう。

しかし、なんとなく感覚的にうなずけるような気もしてしまいました。
日本の政治に革新が起こらず、進化せず、貧しくなっているのは確かだからです。
出来ることといえばやはり、投資対象の国を選ぶということになりそうです。

ただ、日本で暮らしているのだから、日本に必要な日本企業に対してまでお金を引き上げることはない、と思いながら投資をすれば良いと思います。