そんなことあるの? というびっくりニュースが出てきました。
外貨両替といえば手数料、というのが当たり前の普通だった日々よ、さようなら
…って、まだ半信半疑なんですが。
こうなると、銀行や保険会社の販売する外貨建はますます非推奨化しそうです。
手数料は発表翌日の12月1日から無料化されるわけですが、実際はシステムが対応していないためキャッシュバックで対応するのだとか。
従来の外貨両替は「手数料が乗ったレート」だった
外貨建ての金融商品を購入するには、まず円貨の買付余力を使って外貨を取得します。
11月30日時点のSBI証券のヘルプページにはこんな記載がありました。明日には差し替えかな…?
この「適用為替レート」は通貨により異なり、米ドルの場合はSBI証券で25銭。
実際のレートが138円なら、138.25円で両替するよというわけです。
これが12月1日からはこの通り。
従来手数料の 0.25円が勿体ないから、住信SBIネット銀行の外貨積立を経由して 0.06円で…というマネーハックも、最早不要になってしまいますね~。
ただ、上の説明にあった「外国為替銀行間の取引価格(インターバンクレート)」が突然0円になるはずがないので、無料分はSBI証券が負担するとしか思われず…。
こ、これは相当本気で新NISAの口座獲得を狙っている感じですね。
無料の恩恵を受けるには「為替取引」メニューを使用
本日の説明を読むと、特定のメニューを使用することにより手数料が無料化されるようです。
- PCブラウザから、「取引 →為替取引」
- スマホの米国株アプリから、「メニュー →為替取引」
このメニューでの取引結果が外貨の余力になるので、そこから改めて外貨建商品の購入へ進む流れです。
「購入時の円貨決済」は無料にならない
さきに「特定のメニュー」と特記したのには理由があって、株式等の購入画面で簡単に決済しようとすると従来通りの25銭が取られてしまうのですね。
具体的には、取引画面でいうとこれがNGです。
- 為替取引で両替してから外貨決済 →無料
- 購入画面で直接、円貨決済 →有料
上記のように円貨決済を選択すると、「定時為替取引」という1日1回の取引形態となり、そちらは無料化の対象外だそうです。
外貨が少ない状態からだと、いちいち両替するのが面倒くさい! となるかもしれませんが、1ドルあたりの25銭はチリツモです。これから円高になる(かもしれない)ご時世なので、上手に活用してお金を節約したいですね。