Jリートを保有していると、決算の時期に「運用報告書」が届きます。
これは株式会社の事業報告書と同様に、法律で定められた義務により交付されるのですが、前々から感じていたのは…。
特に、大きさ。
株式会社が総会資料とともに送付する事業報告書は、そのほとんどが二つ折りで長封筒に入る大きさなのに、それと比べると投資法人の運用報告書は何か「大きな封筒率」が高い気がするんですよね。
A4の、まあまあ上質な封筒の中に、これまた紙がピンと張るようなA4冊子の報告書。
しかし「分配金通知書」の大きさは決まっているものだから、こんなふうにスリット加工した台紙を当てて、宛名の位置まで浮かせてみたり。
その紙代加工代、別に求めてはいないんだけどな…。
などと、余計なことを思ったりしていました。
HCMの運用報告書が小さくなった
HCM:ヘルスケア・メディカル投資法人(3455)は、病院やサービス付高齢者住宅、介護施設などのヘルスケアに特化したJリートです。
奇しくも減益が続いて減配傾向でもあるこの企業も、やはり大きめサイズのしっかりした運用報告書でしたが、このたびそのサイズが小型化したことに気づきました。
こちらが今年1月決算時のサイズ。A4よりは小さいですが、折らないタイプです。
今年7月決算では、内容を変えないままサイズを小さく、紙を薄くして、2つ折りで長封筒におさまる馴染みのサイズになっていました。
並べてみるとこんな感じです。
いいんじゃないかな?
コンテンツが変わらない分、文字は小さくなったけれど、違和感は感じません。
下方向の決算もあり、コンパクトにして貰えたことがむしろ好印象でした。
ちょーっと目が弱くなったのは年齢のアレですが、だからといって「大きいのが良かった!」とはならないですね~。文字の見づらさを言うなら、PDFを開いて拡大率を上げれば良い話なわけで。
運用報告書が優待権利書を兼ねるHCM
ところで、なぜ自分は1期前の運用報告書を捨てずに持っていたのでしょうか?
几帳面で物持ちが良いから… ではありませんw
実はHCMは、投資主優待として「対象施設の無料体験入居」や「入居一時金の割引」といった内容を実施しており、その権利を使うには運用報告書・分配金計算書の提示が必要だからなのですね。
優待が受けられるのは、投資主本人と配偶者、それから二親等までの親族。
介護施設が必要になった場合の大きな大きな費用を考えると、60歳や70歳で入るわけにはゆかないので、定年前の今の時点でわざわざ保管しなくても… の感はありますが、「二親等」までということならもしかしたら、があります。
もしかしたら、そのときの懐事情によっては、入居一時金割引のあるなしが大きな転機になるかもしれないじゃないですか…。(そんな懐事情で民間施設に入るかどうかは別としても。)
まあ、気持ちのお守り程度ですかね。
そんなわけでHCMに関してだけは、優待有効期間となる6ヶ月間は運用報告書を保存し、新しいものが届くたびに差し替えているのでした。
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