Jリートは不動産に投資するもので、分配利回りの高さが魅力と言われます。
現物の不動産を購入・運用する力がなくても、投資に参加できるのが特徴です。
リターンは不動産の賃料、リスクは空室・解約・自然災害等です。
2023年に入って買い時が続いていましたが、それが一旦持ち直しつつある今、振り返るとあまりうまく買い進められていませんでした…。
自分がJリートを取り入れる理由
Jリートは収益の9割以上を分配するものなので、成長よりも分配重視の部類です。
寝かせて資産成長を待つか、毎年のキャッシュインを取るか。
これはどちらも間違いではなく、年齢でもニーズが違ってくるでしょう。
今の自分は50歳台後半に入り、入金力は小さく、かつ60歳の定年以降にうまく働けるかわかりません。時間とボリュームが取り崩しの成否を握る積立方式は、短期間の少額ずつという環境下だと取崩し額が脆弱で、今からだと全力しづらいのですね。
なので元本を長期保有した状態での分配、配当、たまに優待、といった内容に比重が多くなっています。
2023年、まだ買えるかな?
今年の東証リート指数は、3月に1800を切った後、値が戻ってきました。
この指数は1900を下回ると割安、と聞いていたので、現在でも割安水準にあるのでしょう。
金利上昇がマイナス要因になるため、金融政策への警戒が続いていると思われます。
3月は指値を攻めすぎて資金を残してしまったので、仕切り直して取得を進めたいです。
年の折り返しが近づいて投資効率も良くないですが、また機会が訪れる…といいな。
長期保有なら、高利回りより良決算
Jリートの利回りランキングは簡単に調べることができます。
そして、Jリートの保有目的が利回りならば、理論的には高利回りが買われやすく、値下がりしにくいことになります。
ですが、リート全体の価格が下がっているときもそうでしょうか。
状況の悪いリートも、値下がりにより高利回りに見えていることがあります。
騰落率のマイナスは買いの機会でもありますが、それは決算や見通しを見てからのこと。
リートのすべてが黒字というわけにゆかないことには注意したいです。
- 稼働率
- 賃料
決算が悪いということは、上記のどちらかがうまくいっていない状態といえるので、数年後に分配金が減少したり、それに伴いもっと売られるかも…という心配が生まれます。
長期保有で放置したい自分としては、なるべく良い状況の銘柄を分散させたいのです。
好成績の銘柄は値崩れしにくかった
では、決算が良くて割安になっているものを、とゆきたいですが、これがなかなか割安にならない。
割安指標のひとつがNAV倍率(1.0より低いほど割安)ですが、ここを狙いすぎて指値をしくじると、良い銘柄はいちはやく割高に戻ってしまうのですね。
結局、欲をかきすぎずに、ある程度のラインで機械的に買えば良かったなぁ。
ああ、それはリートに限らず、投資一般の心がけだったか…。 ふう。