ベルグアース(1383)は、接ぎ木の苗を開発・生産・販売する会社。
メロン2玉など、豪快な優待が人気です。
いつか戴いてみたいと思いつつ、保有できておりません。
ここは10月が決算、4月が優待権利月なのですが、権利落ち後のチャートはこの通り。
権利月最終日の終値が 2,865円だから、
権利落ち日の安値 2,459円までの落差は 406円。
凄すぎるんですけど…、人気優待銘柄の宿命ですかね。
差は一時的なもので、埋まるからよいという見方もあります。
ただこれだと、権利月前何ヶ月分かの株価はあてにならん感じに見えます。
だって上がっても元に戻るんだもの。
実はベルグアースは2020年、2021年、22年の1Qで親会社・子会社を合わせると、利益が出ていなかったりします。
そして前期の決算は「継続企業の前提に関する重要事象」が記載されました。
2021年10月期は、中期経営目標を設定し、三つの成長戦略を柱とした事業展開及び収益改善を目指し、販売費及び一般管理費の見直し、生産工程や生産効率の改善により当初の業績予想より改善はされましたが、2期連続での営業損失計上となりました。この結果、継続的に営業損失が発生しており継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しているものと認識しております。
継続企業の前提に関する「重要事象」は、「注記」よりもリスクレベルが低い記載です。
業績が回復すれば記載は外れますし、たとえこういった記載があったとしても、優待と成長期待がある限り株価は維持・向上しそうな気もします。
長期では株価は業績に収束すると聞きますが、人気優待企業に関してはどうなのでしょう。
もとい、優待を戴きながらの長期投資は報われるのか。信じる信じないみたいな感じで、予想しづらいです…。
優待があるだけではなく、優待を余裕でこなせるくらい良い決算が出てほしいと願ってます。
過去記事です。素敵な優待はボラティリティを余分に高めるのでは、という話。
benzoin.hatenablog.com