売出し理由は「政策保有株式の縮減」。直近で注目されたヤマハ発動機と同じ理由でした。
政策保有株式の縮減については、2年以内を目安に政策保有株式の3分の2以上の売却等による資産圧縮を通じた収益性向上を掲げておりますが、かかる取組みの一環として、(中略)当社普通株式 3,258,100 株(オーバーアロットメントによる売出しは除く。議決権数 32,581個、2024 年3月 31 日現在の総株主の議決権数 501,133 個に対する比率 6.50%相当)の売出しを決定いたしました。
なにげに、政策保有株式の売却が流行っているのかな…。いるんだろうな。
水面下で調整を続けていたのが、バタバタ決まり出す時期かもしれません。
日をあけずに売出しが続いているので、他銘柄もなんとなく気になりますね。
2024年8月に入り、「政策保有株の縮減」による株式売出しは3件。
開示日 | 銘柄 | 売出し比率 | 備考 |
---|---|---|---|
2024/8/26 | マルハニチロ | 6.5% | |
2024/8/26 | キッツ | 4.7% (*) | 同時に 自社株買い |
2024/8/23 | ヤマハ発動機 | 10.8% (*) |
(*) 「売出し株式単位数 / 発行済み普通株式単位数」よる計算結果(小数点2位以下四捨五入)。
当ブログの勝手な計算結果であり、公式情報ではありません
マルハニチロの開示では、売出しのインパクトを「議決権数に対する比率 6.50%相当」と明記しましたが、キッツとヤマハ発動機の開示はパッとわかる形になっていませんね。
なので、他銘柄の売出しについては企業サイトの前期末株式数から勝手に計算しています。
いずれにしても、株価に影響すると言えるくらいの政策保有株式があったのですね。
再編の一環なので、これは通るべき道…
わかるけれど、手元銘柄が騒がしくなるのは嬉しくない~。