改めて、果物って高いですね。
甘く美味しい旬の果物は、それだけでランチの値段を超える場合もあって、コスパの面からどうしても優先順位が低くなります。
でも、たまにはたっぷり食べたいんじゃー! というパッションが爆発してしまい、ふるさと納税で1箱の洋梨を求めることになりました。
自分は梨といえばガブリ、シャリシャリの和梨派です。
でも、どうせならもっと手の出にくい、珍しいものを選んでみたい。
というわけで、山形県長井市の返礼品より、真冬の洋梨「シルバーベル」を初体験であります。
今年の締めは、一週間連続で梨まつりだ!
12月に旬を迎える、晩成品種の「シルバーベル」
シルバーベルの発売は意外に古く、ラ・フランスの枝から1957年に山形県園芸試験場で自然交雑、選抜育成されたものらしいです。
しかし、その大きさはラ・フランスとは大違い。デカいです!
シルバーベルの平均的な重さは 500~700g、大きさはラ・フランスの2倍以上とされ、350mlのビール缶を余裕で超える胴回りがありました。ともかく、1つ1つが両手ですくうほど大きいです。
そして、ゴツゴツした見た目によらず、口に入ったときの感触は「クリーミー!」です。
洋梨はとろける肉質が特徴と言われますが、このシルバーベルはとろける、というよりも何というか…「みっしり感」があってズズーンと充実しているんですね。
そこにきて甘味も濃い~ので、和梨に慣れた自分には何か新種の果物のような印象でした。
0歳から100歳まで「生」で食べられる果物
思えば、果物の有り難みというのは不思議なものです。
米や肉、魚などは、食べるまでに処理や加熱が必要で、さらに年齢に応じて食べやすくする必要があります。
でも、果物の食べ方は基本的に「生」。
しかも、この洋梨のように、皮をむけば滑らかで柔らかく、どんな年齢でも食べられる食材というのは実は大変な貴重品であるかもしれません。
栽培の手間ひまや品質基準などで高い、手が出ないと言われがちな果物ですが、現代人の身の回りにあるサプリメントやスナック類を一旦置いても、ときどきは見直したいなと感じる年末でした。
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