AB&Company(9251)は2021年に上場し、現在は東証グロース市場にある会社です。
美容室チェーンの「Agu.」を全国展開し、「スタイリストファースト」を掲げていますね。
上場翌年の2022年に株主優待を新設したばかりです。
その内容は、自社オンラインストアのヘアケア製品 8,000円分!
この衝撃的な利回りが人目を惹くも、同時に開示した減益幅もまた衝撃的に低評価されて、当時の株価はストップ安を演じてしまいました。
その後、建て直して2023年の今年、株式売り出しと自社株買いとなっています。
期待せずに申し込んだら、初の補欠繰り上げ当選
自分は長期の「気絶保有」が大好きで、そのスタイルはグロース市場銘柄の毀誉褒貶と相性が悪いんだよなあ… と重々知りつつ、日用品が戴ける株主優待もかなり好き。
総容量 2,000ml を超えることもあるシャンプーとコンディショナーの優待にはグラッと来ます。
しかも権利月が今月なので、POに応じればすぐに配当優待が決まっちゃうのか。
グラッ。
いや、でも、浮き沈みの激しい業界の会社だし。
上場が浅くて高額優待とくれば、もう費用を投じても今の株価を求めたいという意図だろうし。
株式売り出しと同時に自社株買いというのも、微妙な舵取りというか…。
で、「まあ気持ちを収める程度に」と思って参加したら、まさかの繰上当選となりました。
こんなこともあるんですね(汗)
い、いつまで保有しようかな…。
大和証券様、初参加の初当選ありがとうございます。
新規上場後の「凄い優待」は、割とあるけれど…
優待利回りだけに着目するなら、「凄い優待」は結構多いのですよね。
とくに飲食やサービスの提供を優待とする場合、その金額換算が 10,000円以上、合計利回り10%以上、という優待新設も普通だったりします。
優待情報はすぐに駆け巡るので、株主数は当然にグイグイ上昇します。
しかし同時に、「それで良いのか?」という思いも強まるのです。
貰っておいて何を言っているんだお前は、という話ですが…。
株主優待は、企業にとって間違いなく「費用負担」であります。
株価を上げたい企業と、優待が欲しい個人との利害一致は双方の納得ずくとされますが、時には歪みが意識されることもあります。
優待コストが事前の想定を上回れば企業の首が絞まり、優待改悪で株価も乱高下すると知りながら、いわば刹那的にでも投資してしまうのですから。
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