このところ、株式資産の含み益が絶好調です。
あまりに好調すぎるがために、かねてより50%を目安としていた現金・債券の合計比率が50%を割り込んできてしまいました。
む、むむむ…。
1銘柄だけ利確しましたが、元々が長期保有目的で積んでいるため、これ以上は売却したくない…。
好調すぎる時期はいずれ終わると考えれば、そのうち嫌でも比率は戻るんじゃないか。
いや、それなら余計に利確して資産の保護に努めたほうがいいんじゃないか。
などと、心は千々に乱れてしまいます。
心地よい現金比率は年齢や資産量で異なる
よく聞く話として、現金比率の目安は「年齢」というのがあります。
50歳なら 50%。60歳なら60%。
年をとるほど、資産減少リスクに耐えられなくなるので、資産の保全に重きを置いて暮らすべきだという目安ですね。
このとき保全される50%とか、60%とかの量が何年分の生活費に相当するか、という点を考え合わせると、その人なりの心地よい現金比率が定まるでしょう。
なのできっと、そもそもの資産が10億円とかの莫大量だった場合はたぶん違う世界だな、とは思います。そこまでになるともうリスクを取る必要などなく、定期預金でも何でもいいわけなので、現金比率を気にして運用しないといけないのは資産が足りないことの裏返しでもあります。
はいはい。足りないんですよ。だから運用してます。はい。
ノーセル・リバランスで現金比率を増やすのは難しい
もうひとつ自分が気にしているのは、「ノーセル」です。
高くなった株式を売るのは簡単ですが、それだと下落後のインカムが減少するし、良い銘柄が成長し続けた場合は「それを うるなんて とんでもない!」の世界だと思うのです。
もし、債券やリートの比率を増やすのであれば、「ノーセル・リバランス」としてその資産を余分に買えば良いですね。
でも、増やしたいのが「現金比率」である場合は厄介です。
思いつくままに対策を並べてみると…
- 給料を倹約する
- 金利で増やす
- どこかから現金を持ってくる
- 配当を再投資しない
給与水準が高ければまあ、1番目の選択肢でなんとかなるかな。
しかしそうでもない、既に倹約している場合は2番目以降の選択肢になります。外貨とか。
しかしどれも、短期間には比率改善しなそうですね~。
それでも航路は守ったほうがよい
こんな楽観的とも思える市場で、買わない選択は難しいです。
ちょっとの調整を攻めてゆかないのは損に思えます。
でもやはり、自分の航路は守っておかないと、投資で一番大事な「心の安定」も維持できなくなってしまいそう。
特に積立は機械的に続けてゆくので、それ以外をせめて「買わない」というところくらいは耐えるべきなのでしょう。
こうなってみると、平時から「売りやすい資産」「売る気の資産」を意識して持っているのも一案だな、と思うこの頃なのでした。
願わくば、こんな幸せな悩みが長続きしますように。
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