コンサルとITサービスが主業で、官公庁に強い三菱総合研究所(3636)。
公式の優待情報はありません。 …んが、実は貴重な隠れ優待が続いています。
年2回の株主関連書類に同封されたアンケートに回答すると記念品を戴けるのですね。
これがなんと、今のところは端株・1株でも有効なのです。
2022年9月権利のアンケート記念品が到着
遡ること4ヵ月前、昨年12月の株主関連書類にはアンケート葉書が入っていました。
アンケートは簡単なものでしたので早速返送。
果たして、その通りに本が届きました。
全部で87ページのムック本は定価 1,500円であります。
「未来読本」のカラーはとっても前向き
未来読本「フロネシス」No.23 の内容目次はこんな感じです!
読んでみて印象的だったのは、そのポジティブさ、前向きさでした。
自分のような凡人が普通にネットを開き、簡単に目に付くところにあるニュースは、たとえば「課題解決が捗らない、旧態で構造的な問題がある、知が衰退している」といった論調…。
暗いものを掘り起こして辱め、ワイドショー的に消費させられるのに疲れていました。
でも、この雑誌の居住地はそれとは違うフィールドなのですね。
社会課題から始まりながらも、それを変革するには誰と何が協力しあうか、誰を巻き込んで価値を造れるか、という提言に注力しているように感じます。
提言を届かせたい相手は、多分それぞれの分野のキーパーソン。
提言の先にはビジネスチャンスがあり、人を巻き込んで飛び込めば世の中を変えるプレーヤーになれる。
まあ、言ってみれば楽観的なわけですが、どんな仕事もそうやって風呂敷を拡げて「人をその気にさせる」ところから始まるんだったなぁ。
どの仕事も単独では実現できず、重要人物たちの心を動かして共通の目的に向かわせる、そんな実社会のインフルエンサーが世の中には沢山いるのでしょう。
是非増えてほしい…。
最初は「ポジティブすぎて恥ずかしい」と感じてしまった感想が、読み進むうちに「普段の自分が恥ずかしい」に変わってゆきます。
読んで、心が改まるような清々しい気分になれました。