世の中はすっかり年末。ここ投資ブログの界隈では、色々な属性の方が手元の資産を振り返り、情報をまとめにかかる時期ですね。
当ブログも情報を確定中の段階ですが、昨年あたりから実感の湧かないままの事実がひとつ…。
なんで、年間給与総額よりもお金が増えたの?
今年の資産総額の増分が、税引前の年間給与よりも多いんだけど…。
なんで?
だって、給与は生活費に使ってるんだよ?
自慢できないけど平均給与以下だよ?
貯金すればお金は増えるけど、その額は給与から生活費を使った後の残りだよね?
というのが、普通の計算のはずです。
しかし、資産運用はその普通をぶっ壊してしまいました。
ブログタイトルの r>g は「資本の収益率 >経済の成長率」という大きな世界の話ですが、家計に翻訳すると「資産の増加と給料の増加」のような捉え方になります。
用語にあわせて、自前の増加率を計算するとこうなっていました。
リスク資産の 増加率 | 資産総額の 増加率 | 給与総額の 増加率 |
|
---|---|---|---|
2023年 | 38.6% | 14.9% | -2.5% |
2024年 (試算) |
26.5% | 14.2% | 1.3% |
なんか知らんけど、左端のリスク資産増加率が異常な値を出したので、結果的に資産総額が増えて、慎ましく戴いた給料分をアッサリ凌駕した… ということが見て取れます。
(右端の給与が増減しているのはボーナスの関係です。基本給はピクリとも変わってません)
リスク資産はつまり、元本割れの危険がある運用中の時価のこと。
だけど、その危険を冒し続けていたことで、お金が増えたのがこの2年でした。
また、この2年をもたらしたのは、それ以前からの運用の重なりでもあります。
r>g って本当かも知れない。
rは時価にすぎないけれど、配分を守って節制すれば、簡単には減らない状況もまた実現しそうな気がするのです。
来年以降も続けられるかが正念場
来年の自分は、勤め先退職により給与所得者の収入保証を失い、請求後翌々月払いの流れ者となっています。状況次第では現金のバッファーが足りなくなって、リスク資産を生活費に充当するかもしれません。
あるいは、リスク資産が暴落することだってあるかも。
どんなシナリオでも、ある程度安心して暮らせるためのカードとして、まだまだ仕事は大事です。…んが、同時に運用することは最早止められませんね。