債券の特徴は、金利低下で買われ、金利上昇で売られる こと。
自分などは、これを何度復唱しても毎回わからなくなるのですが…💧
ともあれ、今は金利上昇局面なので、売られて値下がりしがちと言えます。
特に長期債は金利の影響を受けやすく、値下がりも大きい傾向にあるのだとか。
金利低下局面だから、買われて値上がりになる、かな?
いまの米国金利は驚くほど高い
2022年末、米国の政策金利は15年ぶりの高水準をつけました。
インフレ退治のためとはいえ、緩和を進めた低金利が1年間で急上昇したのだから、これは怖いことです。一体どこがターミナルレート(最高水準)なのかと、予想が錯綜しているように思えます。
もう、充分に高いから、下がる兆しが見えたら先取りしたい。
債券市場にはそんな空気が出来てこないでしょうか。
資産防衛の一助としての値上がり期待
一方株価はというと、今後はQTの効果が出てリセッションでは、と言われます。
それが終わって緩和が来たら株価上昇か、と思いそうですが、上昇が遅れる可能性も高いです。
引き締めから景気後退までには時間がかかったのだから、その逆が業績に反映されるのもやはり時間がかかりますよね。
しかしそんな時、債券市場は企業業績よりも早く反応できるでしょう。
緩和の予兆段階で債券の値上がりが先取りされてゆくとしたら、その頃ちょうど低下しがちな株式資産を防衛してくれるんじゃないかな…。
なぜ実物債券でなく、ETFを検討するか
いま金利が高いのは日本ではなく、米国です。
資産防衛で値上がりを期待するなら、金利の高低差の大きいところにお金を向けたい。
しかし、米国債券を普通に購入するにはドルが必要で、為替の影響を受けてしまいます。
そもそも、債券を途中で売れば利払いがなくなるし、売って利を得るには大きな資金が必要だし。
一般人にとって債券は売りづらい資産ですよね。
更に、債券の金利は高ければ高いほど、単独では信用力に劣るというジレンマが…。
そんなとき、売買が簡単な「米国高金利債券に投資する円建ての為替ヘッジありETF」などという、次郎の呪文みたいなETFの意味が出てくるんじゃないかと感じています。
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