ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

余裕資金とはどんな資金のこと?


「投資は余裕資金で」

というのが定説です。

でも、これを聞くたび、自分は微妙な抵抗感を感じていました。
自問自答でいわく、

余裕資金って何だろう?
なくなってもいいお金のこと?
そんなバカな。なくなったら困るから運用するんだよ!

…みたいな。

「損していいお金」と言い換えると、投資の意図を損なってしまう気がしたのです。
もちろん元本保証のないリスク資産であることは承知の上ですが、余裕というのは一体どんな余裕なのか…。

そう思っていた時、有名な方のブログがタイムラインに表れます。
自分には実現できないけれど、どこを読んでもヒントがある「たぱぞうの米国株投資」様です。

こちらの記事では「家の新築資金を投資益でまかなう」という仮定に対して、
「それはおすすめしません」とアドバイスされていました。
 

学費や住居費を投資で稼ぐという発想はよく聞きます。しかし、「〇〇しなくてはいけない」という条件下での投資はなかなかプレッシャーです。使途が明確な資金を投資に回すというのは、冷静な判断を惑わす要因になります。

自宅を売却して投資で住宅資金を増やすという考え - たぱぞうの米国株投資


家や土地は自分には話が大きすぎるので、卑近な例で想像を置き換えると…

「毎月の譲渡益でガス代をまかなう」

と決めたとき、それはガス代の源泉を投資に回しているのと等価になり、「ガス代を払う」というプレッシャーが投資判断を狂わせてしまうかもしれない。
ガス代のために、売るべきではないときに売ってしまうとか。

たとえそれが配当益に置き換わったとしても、「ガス代だから売れない」「減配だとガス代に足りない」というプレッシャーがやはり投資判断に影響してしまう。
そう考えると、やはりプレッシャーは怖いです。


だから、使途が明確な資金は運用とは別に準備する。

近々の明確な使途から解き放たれた形で運用できるのが、余裕資金。
プレッシャーがかからない立ち位置の資金なんですね。

なんだか、すごくしっくりきました。