PFFは、優先株式に投資する米国のETF。
金融危機および金利上昇局面で大きく下落する傾向があり、2022年4月現在はまさにその時です。
じゃーん (´・ω・`)
とってもテンションが下がるチャートです。
自分は12株保有で、マイナス金額は $58になりました。
米国は今まさに金利上昇中なので、今後もこの傾向は続くと思われ…。
なんで持ってるの? と言わんばかりの現状にガックリです。
2022年1月時点で既に「なんだかな」と思っていたのに、動かなかった自分。
見る目がありません。
以下に自分用の勉強を兼ねて振り返ってみます。
マイナスから始まってるので、あまり参考になさらず雑談でお読みください。
優先株って?
優先株は、議決権がないかわりに配当において優先権が得られるというもの。
業績が悪く普通株が減配や無配だとしても、利益が出ていれば優先株は配当されるのだとか。
また、配当そのものの金額も「優先配当+普通配当」となることがあり、高利回りと言われます。
PFFは金融セクターの優先株が6割と多いです。
金利があがると金融セクターにはプラスじゃないの?
金融セクターは金利上昇が好業績につながると言われますが、優先株は事情が違うようで。
優先株は金利固定が多く、金利上昇しても優先配当が連動しないため、利回り低下ということで売られて値下がりするそうです。
債券への反応と似ているのですね。
PFFとVYMで、10年後を試算してみた
では、今安くなっているPFFは、もっと値下がりする前に売らなくてはならないのでしょうか。
それはちょっと待とうかな、と今は思っています。
試しに10年後を考えてみます。
10年後というと、ちょうど自分が年金受給年齢に達する頃。
それまでこの高配当ETFをしつこく持っていた場合と、いま損出しして別のETFに乗り換えた場合とを比べるとどうなるでしょうか。
比べる対象を、やはり高配当狙いのVYM(バンガード 米国高配当株式ETF)として見てみます。
ちょっと乱暴ですがPFFの利回りを4%、VYMの利回りを2.7%に固定します。
PFFはほぼ値上がりしないのに対し、VYMは値上がりしうる点が異なります。
- こんご2年間、PFFは6割まで下落した後、9割まで戻してそのまま。
- こんご2年間、VYMは現状維持の後、成長率3%で上昇。
- PFF x12株をいま売却してお金を足すと、VYMが4株買えて、$58 の確定損。
- 配当に対する税率を20%で計算。
- 両方とも10年後に全売却する。
のような簡単な仮定で比較してみると…
すると、資産成長(灰色)はVYMが上回り、換金リターン(オレンジ)はPFFが上回りました。
成長を取るか配当を取るかは、人により優先度の分かれる問題…。
ただ、1株でもVYMを積み増しすれば、換金リターンもVYMの勝ちとなっていました。
それを踏まえると、
PFFの配当を戴きながら、今後は真面目にVYM(等)を積み立てたらいいじゃん。
PFFを売却するなら、もっと後で値が戻ってからでもいいじゃん。(すごい後だけど)
という方針もあるかと思った次第です。
え、金融危機がまた起きるかもしれない?
うーん…そうしたら逆に買っておくかな…。泣きながら。
本当なら、PFFはこの先で買うのがよかったよね
勉強代であります。
俺達の戦いはこれからだ💨
もう、自分ってば情報収集がいつも足りないんだから。