ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

優待新設にグラッと来たとき、気にすること

適時開示速報 あたりで優待の新設や優待品決定が広報されると、今はあちこちのサイトで「〇〇、株主優待の新設を発表!」とまとめられて、どよめき立つような感覚がありますね。

保有すれば戴けるとなれば、思わず欲しくなるのは人の常…。
優待とともに上場、または新設・拡充して買いが集中するのを時々見かけます。

その後、その株価が維持されるかは様々です。権利日前後で乱高下したり、不思議なことに権利日前でもザアッと下がってしまったり。そんなのを3パターン拾ってみました。

優待とともに株価が上昇し、その後下落

こういう動きを見ると、「この企業の評価って結局、幾らなんだろう」と困ったりしませんか。
だって2000円の株価に対して2000円の優待があるとき、100株投資額に占める優待の割合は1%(20万円分の2000円。株価にすると20円)なのに、その割合を遥かに超えて株価が増減するのですから。

美人投票と言われればその通りだけど、誰かの養分になってしまう側面も…。

優待発表は投機と割り切ってタイミング良く利確できれば良いですが、難しいです。
上の画像だけでも状況が分かれていますし。株価が上がっている途中、下がっている途中で次を予想するのは無理じゃないかと思います。

自分は投機と距離を置きたいタイプなので、優待新設にグラッと来たときは下記を気にして自分を押さえてます。

状況が消化されるまで待ってみる

深く考えずに待つという対応は、労力が少ないので割と好きです(笑)

良い銘柄ならば少々参入が遅れたとしても、その先長く保有できるはず。
初回の優待は逃してしまうかもしれませんが、上の画像のどれかのように含み損を持ってしまうリスクも同じくらいあると考えて気を落ち着けます。

優待プレミアつき株価が妥当ラインか見直す

専門的な指標はともかく、自分の中で妥当ラインかを見る作業です。これは優待廃止対策にもなります。
仮に2000円の優待新設を株価20円分の値上がりと読み替えたとき、

  • 現在の株価がそれと比べてどうか
  • もし優待廃止されたら、下落幅が20円で済むのか
  • 更に、自分はその下落幅を許容できるだろうか

などと考えてみると、少し気が落ち着いて違う方針になるかもです。

その優待を得る満足と、配当金で同じものを購入する満足とを比べてみる

その銘柄からは、たとえば2000円の優待と1500円の配当(100株時)を戴けたとします。

もし優待が無いかわりに配当金が3500円になったら、その一部を銀行口座に下ろしても同じものが欲しいでしょうか。
優待を配当金に換算するのは無理があるのですが、自分が何を重視しているかの気づきにはなります。

どうにも気持ちが収まらなければ、理論株価を計算してみる

気持ちの問題なので、計算方法はテキトウでもいいです。
検索すると、複雑な式を使わなくても目安程度になる簡単な計算法もありますのでそれで良いかと。

目安の株価と現在株価が乖離していたら、「待とうかな」という方向に気分が変わるかもしれません。
証券会社によっては現在株価が「割高」「割安」などと診断してくれたりもするので、深く考えずにそちらを見るのも良さげです。

まとめ

なんだか「気を落ち着ける」ばかり書いてますが、気分の問題は大事だと思うのです。
過去の自分の経験上、グラッと来たままだと本当にいいこと無かったので…。

それでも買いだぁぁ投資したいぃぃとなったら、きっと自分のなかでは優待の位置が定まって納得してます。
エーイと購入して有難く優待を戴き、満足感でニコニコしましょう。