こちらは、とある有名なお肉優待銘柄のチャートです。
私もホルダーですが、悪いニュースがあり買値より少し下がってしまいました。
さて、この銘柄は今年に限り、1月末で優待権利が取得できます。
※優待権利月は7月。1年間の継続保有条件があるが、今年は経過措置中で半年保有でよいため。
これから欲しい株がこの状況だったとすると…
「買い」ね!
ぐずぐず見てたら買い時逃すわよ。絶対!
…その確信、危ないと思います。
日経CNBCの動画で聞いた話ですが、相場で確信を得たときは「のめり込み過ぎ」のサインらしいですよ。
成功したり、失敗したり、勉強したりして経験値がたまってくると、その経験値を背景に、あるときこんな確信を得るのだとか。
- 今が底値だ。上がらないうちに買わないと損。
- まだまだ下がるに違いない。急いで売りを出さないと。
- レンジ相場で利益を上げられるパターンだ。
高確率で当たるかもしれない。
でも、その確信に基づいて賭けるのはやっぱり危ういです。
今が底値かどうか、本当のことは未来になってみないとわからないのに、それを見抜いた気分になってしまうのですから。
「今が底値」という理由では買わないほうが
短期売買のプロフェッショナルは別として、凡人が優待保有や中長期保有を目指す場合は、それなりに時期を選びたいものです。
なので、結果的に同じ値段で買うとしても、「今が底値」というエスパーな理由は避けて、財務やニュースの内容を自分はこう思うからとか、自分の許容範囲はここまでだからとか、理由の中に「自分」を入れるように意識してます。そして納得したら買っちゃう。
前もって自分との対話ができていれば、買った後の寝覚めは良いですし、失敗しても慌てずに反省できると思うのです。
やりたいのはスリリングな勝負に勝つことではなく、少ないお金を大事に運用することですしね。
というわけで、この銘柄の直近のニュースは四半期決算が悪かったという内容でしたが、さて…。
そんなに悲観的なの? と疑問に思いつつも、情報で自分を納得させることはできるでしょうか。
「お肉が鈍器のようだ」と言われるほどの優待品にご興味のある方、ウオッチしてみませんか。