想定外というのは油断していたところから起こるもので、今回は漫然と支払っていた組合系終身年金でそれが起こりました。
「終身」というのは大変有難い受取方法です。短命時には勿体なくとも、公的年金と同じ安心感を心支えにしようと考えていたのです。
そこで、退職に先立って手続き有無を確認すると…。
でしたら、組合員ではなくなるので、積立継続も年金受取もできませんね。解約してください。
うわあ、組合ってそういうこと…。
これはちょっと選択ミスだったかな。
と、入社当時のペーペーな自分に言っても無駄だったでしょうが。(そもそも、加入の記憶すら曖昧だった…笑)
「運用しろ」というお告げかな?
この年金で掛けていたのは、毎月1万円。
そして、60歳まで年金を掛け続ければ終身年金を毎月約1万円超という、お守り的な金額感でした。
今回は60歳前に脱退し、納付期間30余年分の掛金を返戻されることになるため、金額としては360万円 +α程度でしょうか…。
なるほど。
60歳以降、ここから毎月1万円を崩して30年間で崩しきって亡くなる(90歳)ケースと比較したら、ほとんど利は乗らないのね。
投資界隈で、世の年金保険があまりお勧めされない理由がチラ見えします。
対して、手元運用なら、投資対象を間違えなければもう一声増やせるうえに、複利の上掛けもありえるぞ、と。
解約でもまあ、いいか。
気持ちを切り替えて、減らさない運用を目指すことにしましょう。
終身年金と引換に、NISAの1年分くらいが資金ブーストされると思うと、取り組み甲斐を感じます。
それにしても…、30余年前の入社時に組合年金ではなく、オルカンの積立が存在していたらなぁ、というのは想像してはいけないお約束ですね。ふう。
担当者がつかまらない
ここから先はオマケです。
本件のやりとりは電話で行いましたが、空振りがまぁ多かったです。
担当者が不在… は、良いとしても。
「担当の✕✕がパートタイムなので、○曜日と○曜日の午前中しかお答えできません」
って、むちゃくちゃ具体的な情報開示を添えつつ連絡が延びるんですね。
更に、退職と脱退の関係性を答えられる有識者と、必要な書類を準備する係の人は違うらしく、
「書類の分かる者が本日は勤務していないので…」
と、また別日にならないと書類依頼ができなかったりします。
もしや、ものすごく寂しい事務所なのかな?
うーむ。
違う書類が送られてくる
そんな風にして、やっと手続き書類が到着です。
さあ、急いで記入だ~
…と思ったら、入っていた書類の種類が何かおかしい。
解約の要素がどこにもなくて、「引落口座変更」の届にしか見えないんだが。
書類が違うじゃーん!
と、予め聞いていた所定日に電話しました。
「すいません。係の者が本日お休み戴いて、次の出勤は○曜日で…」
片手間感が凄すぎて酷い…。
果たして、当ブログは無事に返戻金まで辿り着けるでしょうか?
在職中から余裕をもって連絡したのに、この速度感では解約後の余分な引落まで発生しかねません。これはやっぱりお別れして正解だったかなぁ。