ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

ふるさと納税:ゆめぴりかの思い出と共に

カバー

そろそろ年の瀬、ふるさと納税の駆け込みも落ち着いた頃でしょうか。
うちも、制度の境目となる9月までに全ての納税を終えまして、年末付近に届く最後の返礼品を待つばかりです。

さて、返礼品の定番といえば食料品、なかでもお米は節約術の代表といえます。
色々な土地銘柄がありますが、皆様の心中で「特別なお米」はありますでしょうか?

味や食感が好きすぎるとか、個人的な関わりや思い入れがあるとか。
自分にとっては、北海道のブランド米である「ゆめぴりか」がそれにあたりますね。

北海道紋別市ふるさと納税返礼品

ふるさと納税のお米は、夏より前に予約して新米を戴くのが贅沢です。
こちらもそのようにして、11月後半に到着しました。

ふるさと納税 北海道門別町


秋冬の搗きたてを戴く、ふんわり柔らかい新米は格別に美味しいですね~。
でも、値上げ前の1万円で10Kgのブランド米というのは、今後はもう無いかなぁ。

しかも、ふるさと納税のサイトから10%(1,000円)のAmazonギフト券還元も受けているので、当の自治体は仲介サイトに幾ら支払っているのか、正味の税収額はどうなっているのか…。 これは確かに、歪んだ制度に違いありません。

納税できる間は続けてしまいますが、制度変更があっても納得して受け入れるつもりです。

ゆめぴりかの思い出は「おにぎりの味」

さて、ブランド米としての「ゆめぴりか」はデビュー年が2011年と、まあまあ新しいです。

現在50歳台の自分が子供の頃にも、社会人1年生の頃にもそんな名前のお米はなく、それなのに「思い出」って何やねん? という話ですが、これには理由がありまして。

ゆめぴりかのデビューから幾年かが過ぎ、飛行機の距離にある実家の父が亡くなったとき、ずいぶん久方ぶりに帰省して色々なことを手伝いました。その後、残される母は飛行場まで自分を見送りに来て、「飛行機の中で食べなさい」と言って鮭のおにぎりを持たせてくれたのですね。

そのとき、母はもう70歳台の後半…。
子の自分もいい加減年寄りくさい姿です。それなのに、まるで中学生にするようにおにぎりを持たせてくれるんだなあと思うと、もう頭が下がるしかありませんでした。

戴いたおにぎりを、言いつけ通りに飛行機の中で開くと。
…これがなんとも甘い味で、むちゃくちゃ美味しかったのです。

こんなに甘いお米、食べたことない!
冬場で冷えて冷たいのに、柔らかくて甘いなんて。

あとで聞くと、「だって、お米がゆめぴりかだからね」と得意げにしていました。
そうして出会った「ゆめぴりか」は、低アミロース米という品種の特徴により冷めても柔らかく、濃い甘味が最大の売りである 北海道自慢の特A米 だったわけです。

本当に、美味しいんだなぁ。
それからというもの、「ゆめぴりか」は滅多に食べませんでしたね。

時は過ぎ、自分も人生の折り返しを過ぎました。
親は何十年かの差を置いて、後からゆく自分を先導するように人生の階段を降りてゆきます。

老いてからは何もかもが急速に変わりゆく身内の、ある時点で見せてくれた貴重な心遣いというのは…、昔の思い出にもまして大事な記憶にしなくてはと思ったのでした。




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