* この記事には、「生魚の骨や赤身」が写った写真が1枚あります。苦手な方は避けてね。
食料品の高騰が叫ばれる今日この頃ですが、お安い買物はまだ有ります。
お安いだけでなく、新鮮で美味しくて、お値段以上な食事のメイン…。
そんな希望に時折ストライクをくれるのが、スーパーマーケットの鮮魚売場です。
「安い部位」なら、今でも安い
もちろん、鮮魚も今は値上がりしています。
しかし、その一角には必ず「身あら」のコーナーがあって、運と時間の余裕が合えば、驚くほど良いものが食べられます。
- 大きなぶりかま
- 鮭の白子の山盛り
- 真鯛の頭が丸ごと２つ割り
こんなのが概ね税込300円、高くても400円なので、贅沢は料亭だけのものではないと思えますね～。同様の値段で、あん肝が大量に売られていたこともありました。
この値段にはきっと理由があって、生の白子や肝はかなりの手間をかけないと美味しく食べられません。忙しい平日には無理な食材です。かまや頭は好みがある部位だし、傷みやすいし、食べた後の骨の始末も大変で、都市部の駅隣スーパーマーケットでは選ばれにくいのでしょう。
魚を捌けば必ず余りの部位が出るのに、売れてゆくのは刺身、切り身、蒲焼や天ぷらばかり…。美味しい身あらは、どうあっても安く、お得にしかならない部位なんですね。
そんなお得にタイムセールがかかれば、お得の二重がけですよ。
本日購入の身あらは、天然ぶり 150円
さて、そんな連休前のスーパー西友では、本日の売り物が「天然ぶり」でした。
立派な切り身は高いよねー。お刺身なんてもっと高いよねー。
というわけで真っ直ぐ身あらコーナーを見ますと、さすがにかまは無かったですが、丸魚を3枚におろした後の中骨とひれ周りを詰め込んで盛り上がったパックが150円の値付けでしたよ。まさに、「頼むから持っていってくれ」状態です。
撮影を忘れて半分食べてしまいましたが、残る半分でもこの量なのです。
150円の半分だから…、これは75円分ってところかな？
これは全然ありですね。いや、味と内容を考えるとむちゃくちゃ贅沢です。
ぶりのような大きな魚になると、中落ちもひれも充分な食べ応えと濃い旨味があって、どの骨も太いのでかえって食べやすい。中骨なんて親指より太くて滋養たっぷりだし。
身をはずしやすいひれ周りは塩焼きで、まず1食分。お腹いっぱいです。
もう1食分、骨の部分は酒と味噌のあら汁風でしっかり熱を通し、髄まで美味しく完食であります。
ご飯やつけあわせを別にしても、焼くだけ、煮るだけで主菜が75円って最高ですね♪
食費節約というと、辛い苦しい我慢のイメージが浮かびがちではありますが、食材の選択によっては「楽しく美味しい節約」も実現できるという例でした。
ハラスお頭大好きな自分としては、むしろ贅沢なご褒美…かな。
あきらかに無添加品だし、好みに合いさえすれば最強なので、スーパーの安いところでお一ついかがでしょうか。
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