エフ・シー・シー(FCC、7296)は2輪用クラッチの世界首位メーカーで、3月権利で新茶、9月権利で「三ヶ日みかん」1箱 という個性的な株主優待があります。
輸送機器は景気敏感ですが、優待実施企業が多く集まっていて優待スキーの注目度も高いですね。
とはいえ、無免許につき「クラッチって何?」と聞かれても説明できない自分…。
優待に興味がありながらも見送り続けていたら、突然の記念配当がストップ高を呼んでいました。
記念配効果で、年間配当が一気に202円へ
2024年11月1日(金曜日)の開示がこちらです。
この記念配当が結構凄かったですよ。
中間配 (2024年9月) |
期末配 (2025年3月) |
年間 |
---|---|---|
101円 うち記念配 63円 (前期 +71円) |
101円 うち記念配 63円 (前期 +57円) |
202円 |
来年3月まで保有すれば、年間配当が労せずして 134円アップとなります。
もし優待目的の場合、FCCの優待権利は 200株なので、更に増配効果が高まります。
9月権利を越えていた方はラッキーですね~!
これは、週明けの株価も上がるだろうな、と思ったらこの通りでした。うわー。
記念配当の威力、おそるべし。
今からの購入だと、来年3月の記念配つき配当(101円)だけが戴ける計算ですが、それに対して487円の値上がりが起きたことになります。
極端だなぁ。
それでも欲しい配当利回り、ということになるのでしょうか。
開示翌営業日の株価 2,852円に対し、来期以降の普通配が一律 42円と仮定して試算すると…、
保有期間 | 予想利回り(税引後) |
---|---|
来期配当のみ(2025年3月) | 2.8% |
来期以降1年保有 ※2025年9月は普通配 |
4.0% |
来期以降2年保有し、 優待権利 5,000円取得 |
6.8% |
む、むむむ。確かに長期は良いですね。
FCCの優待は1年以上保有が要件なので、3月・9月の優待権利(各 2,500円)は3番目のシナリオにだけ加算しましたが、従前から長期保有していた株主の利回りはこんなものではないはずです。
今からでも、優待権利の200株を2年間保有すると、合計配当は税引後でも 72,368円。NISAなら堂々の 90,800円となるわけですか…。
と思ったけど…。
上記の半分の1年保有だったら、ちょうど本日の値上がり分くらいなんですね。
今年はもう投資金がないので、来年3月までの期間でもう少し考えようっと。