NTTドコモ、KDDIに続いて業界シェア第3位のソフトバンク。
2024年に株式10分割を行い、株主優待も新設しましたが、優待権利が発生するのは来年の話です。
今はまだ権利者も定まっていないのに、早々と申込案内が届いてしまい…?
権利確定の4日後が締切日!
ソフトバンクは現在、優待開始の初年度にあたります。
初回の優待条件は「2025年3月から2026年3月まで、1年間の保有」なので、権利確定は来年ですね。
普通は、優待案内は権利者だけに届くものなので、今年は待機のフェーズだな…と思うじゃないですか。でも、ソフトバンクはちょっと違いました。
今の今から、ガチで申請受付中です。いや、権利まだ無いんだけど。
権利がなくても受付できちゃうんです。いや、それどころか。
って書いてあるー!
いや、おかしいでしょ。来年の権利付最終日が3月27日(金)で、その4日後が期日って。
なんというか、株主優待の既成概念をぶっちぎってます。
だからこその、今の案内でしたか。
こりゃ、権利があろうが無かろうが、PayPayの登録を刈り取りたいんだな…。
申込を完了するには、PayPayアカウントが必要だからです。「ウチはPayPay関係ねぇー」という層の人々が優待を貰うには、まずはPayPayをダウンロードして電話番号を登録しなくてはいけませんね。途中でうっかり売却すると、単にPayPayを登録しただけになりますけど。
要するに、PayPay登録者が増えればいいらしい
持続的な株主優待という意味で、自社サービスを優待にするのは望ましいことです。その意味では良優待なんだけど、ソフトバンクのこれは商魂たくましいな~。
少しでも前倒しで、株主優待をぶらさげてPayPayに登録してもらう。
2026年に権利確定してから、ボーッと案内を待つ人には優待あげない。
申込から権利発生までの間に、忘れて売却してしまっても後は知らん。
…って感じで、株主とはいえ攻められ感が凄いです。
に思えるし、この締切日は実際そういうことなのでしょう。
「いや、株主は畑じゃないし」と妙な抵抗感が生まれますが、同時に「そういえば、ソフトバンクだったわ」という納得感も😅
で、2026年の優待権利はそれで良いとして。
じゃあ2027年の申込はいつ締め切りだろう、という気がかりが生じます。
やっぱり、2026年6月時点の株主に申込を募っておき、2027年3月時点で遅れてやってきた権利確定者には「気づいた時には貰えない」→「来年まで株を売らないでおこう」のループを期待するのでしょうか。
あまり露骨だと苦情が出かねないので、ソフトバンクとしてはより一層「株主優待あります! 買ったらすぐに申込を!」というPRを頻回にしたり、申込術を拡散するなどの対策を行うのが望ましいとなりますね。
いや、やかましいわ…。


