淀川製鋼所(5451)は「ヨドコウ」で知られる鋼板・メッキ鋼板が主力の会社。
3月に権利月があり、オリジナルカタログギフトが戴けます
…と、いつもはここで句読点がつくのですが、昨年と今年は2年連続で「株主優待制度の廃止の件」という株主提案が出されまして、優待期待の株主としては心穏やかでない期間が続きました。
そんな今年の株主総会は…、優待継続でしたよ~。
しかも、別提案の「もっと徹底的に配当しろ!」とかいう無茶振りには引っ張られたのか何なのか、結果的にかなりの増配が実現し…、でもって2025年7月には「1株→5株」の株式分割も行うなど、結果的には当たり年になった気がします。
2025年6月末、無事に優待案内が到着
淀川製鋼所は、会社としては優待施策を続けるつもりのようです。
2025年2月の時点で、「今年も優待ありますよ」と開示していました。
しかし2025年5月、株主総会の季節になると、昨年と同じ「INTERTRUST TRUSTEES (CAYMAN) LIMITED SOLELY IN ITS CAPACITY AS TRUSTEE OF JAPAN-UPおよび株式会社ストラテジックキャピタル」(長い!)が昨年と同様の株主提案を提出し、そのなかにはやはり「株主優待の廃止」が含まれました。
ごもっともです…。
泡沫株主でホント申し訳ございませんねぇ。
泡沫なんで議決権しか行使できませんけどー。
で、どうなったか?
というと、株主提案は無事(?)否決されて、有難い優待案内の到着となりました。
上の画像は一例で、実際のカタログは各金額区分ごとに見開き1ページ分ずつの選択肢があります。
今年はどうやら、トップ画像にした「ヨドコウ迎賓館」入場券を除き、カタログの写真を紛失してしまい載せられませんでした💧
株主提案の賛成率は?
では、気になる株主提案の賛成率をチェックしてみます。
今年の決議結果は、EDINETの「臨時報告書」で確認可能です。
昨年のブログでも賛成率を確認したので、今年の情報と並べてみましょう。
株主優待の廃止に繋がる「第7号議案」の賛成状況は…。
摘要 | 2024年 | 2025年 |
---|---|---|
反対数 | 213,393 | 210,867 |
賛成数 | 44,491 | 44,235 |
賛成割合 | 17.19% | 17.31% |
んっ。有効票が昨年より少ないんですね。
2026年の株主優待は「未定」
さきの画像を引用した 株主優待情報のページには、次回の優待が未定である旨が赤文字で記載されていました。まあ、株式分割も「1株→5株」と株数5倍なので、諸々の事情で開示しづらいと思われます。
こうなってくると、確かに優待は無いほうが自然かもしれませんが…。
来年も、株主提案があるのかな。
ああいった投資会社は、「お前、ウダウダ言ってると資金を引き揚げるぞ」という強硬手段のカードもあるので、株主優待は記載通りに「未定」とだけ受け取っておいたほうが良いでしょう。
優待がなくとも良配当、どころか、埋蔵金放出ともいえる恐るべき配当は当面続きそうなので、分割後も業績を祈りつつ保有継続であります。


