ノギンの泡沫投資日記

50代後半、年間配当95万…。資産運用を頼りにしつつ、有期契約で働きながら頑張るブログ。

生債券が満期償還されたけど、次の投資は投信系への集約を開始

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自分の債券歴は短く、2年ものの債券が今年はじめて満期を迎えました。

毎年利金を戴いて、満期になれば現金が入る。
期待以上でも以下でもない結果が、まさに債券投資の実施理由です。

ただ、償還が近づくと、気持ちは少しずつ面倒になってきたのでした。




償還された債券:利率1.1%

このたびの償還は、期間が2年と短かったこの債券。

画像に「円建社債」とある通り、これは投資先がユーロとなる外国債券です。(パンフレットにはそんなこと書いてありませんでしたが…。)

1.1%は今だと物足りなく感じるでしょうか。
しかし、新発債券はいつでも取得できるものではなく、巡り合わせ次第の先着順なので、ある意味水物だったりもします。

生債券の継続的な構成は面倒だ

そんな保有債券の満期が近づくと、当然気になるのが次の投資先。
債券はポジションとして意図的に持っているので、次の投資先も債券ではありますが、そうそうタイミング良いお買物ができないのが悩みです。

買いたい債券が出るまで、お金をそのまま置いておくのか?
それって運用の空白期間じゃん。勿体ないじゃん。
買えたとしても、次に満期が来たら、また同じ悩みだし。

それに、近々訪れる老後のお金の使い方を想像すると、債券という形態そのものも都合が悪そうです。必要分の取り崩しができず、満期か解約かの二択しか選べません。
時間や場所の分散を考える気力も、これからは弱るばかりなのに…。

面倒くせぇー! ぎゃー!

これはつまり。
「生債券」という選択が、今の(そして近い将来の)自分に合わなくなってきたんじゃないかな。

今後の満期は、別のものに収束させてゆきたくなりました。

次に投資する債券セクターを比較してみた

債券は元々、リスク資産の増減を穏やかにする目的で持ちました。
しかし、個別債券は満期の問題もあるし、そもそも金利は上がり下がりが循環するので、本来は細やかな気配りが必要なのでしょう。それはつまり、購入するたびに気配り失敗のリスクを抱えることでもあります。

リスクヘッジのつもりが、投資家本人がリスクだったなんて、嫌ですねー。
自分自身のアホさからも、資産を守らないといかんなぁ。
切実に。

と、考えると、自ずと選択肢は投信系になってきます。
資金投下以外のお仕事をぜーんぶお任せするアレです。

超ザックリで比較すると、こんな感じでしょうか。

元本確保 インカム安定 放置可能
生債券
債券ETF
債券投信
  • 生債券(個別債券) の良さは何と言っても予見可能性、この一言に尽きます。しかし、放置すると満期償還されてしまうので、自分で再投資しなくてはなりません。

  • 債券ETF(上場投資信託 は分配金が魅力。満期を気にせずインカムが継続しますが、ETFの価格や分配金は金利の影響を受け、長期で循環するはずです。良い時と、悪い時が循環するので、買い時や売り時があると考えなくてはなりません。

  • 債券投資信託 は分配金が出ないかわりに、価格循環の定めを破れる可能性があります。良い時も悪い時も、すべてのインカムを基準価格に溶かし込んでゆくので、投信の性質が良ければ「買いっぱなしで成長」の結果も期待できるでしょう。

当座は投信とETFの折衷で、継続保有と分配金の両刀を期待してみた

老後向けの投資は、年をとって頭が弱くなっても、簡単に、そして引き出す直前まで途切れなく運用できる形態が望ましいです。

まあ、投信でしょうね…。
というか、究極はバランスファンド1本に集約して、定率で引き出せば良いんでしょうね…。
その姿と比べたら、今の口座は複雑すぎます💦

わかっちゃいるけど~。
当座は、あまりにも株式が株式なので(なんだそりゃ)それらはもう少しリスクに晒しておいて、今回の償還金は債券系100%のこの辺りを半々にしました。

種類 投資先名 信託報酬 税引後
利回り
ETF 1482 米国債7-10年ヘッジあり 0.154% 2.6%
投資信託 eMAXIS Slim 先進国債 0.154%

実際、上の2つは少し前に退職関連のお金を入金していたものなので、今回も集約・積み増しの一環となります。

ETFは現在地を這う価格につき、分配金を戴きながらそのうちキャピタル狙いで。
投資信託はそれこそポジション固めとして、最後の取り崩し対象に。

償還債券は税引前利率 1.1%だったので、ETFの税引後利回り 2.6%でチャラですかね。

まあ、分配金収入も欲しかったのが本心です。

今後の満期債券もこちらに統合してゆけば、債券パートは大分単純になるでしょう。
こんな感じで、じんわりまったりやってゆこうと思います。




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