
タイトルで全て書いてしまった気もしますが(笑)
体験談をまじえた、au SIMの種類とiPhoneの対応状況についての話です。ブログの後半で、SIMの色別機種対応(au版)をまとめます。
- 非対応の物理SIMをセットすると、デュアルSIMのeSIM側も動作しなくなる
というのがちょっと罠でしたね~。
auのSIMを使い回していた自分
その後、SIMの形状が変わって 1度だけお店で持込変更しましたが、基本は勝手に中古を買って、勝手に移行するスタイルだったので、SIMの規格なんか知らん、という感じでしたねぇ。
面倒なので、手持ちの機種はサポート限界まで使い続ける予定だったのに…。 先日「iPhoneをホットミルクに漬ける」という意味のわからない失態により、緊急で買い換えてしまいました。
しょうがないなあ。手持ちのiPhone11から、iPhone13へ機種変更しますか。
SIMを挿したら通信できなくなる! 抜くと復活する!
iPhoneの機種変更はとても簡単です。バックアップもメモリーカードも使わず、2台のスマホを並べて置くだけ。デュアルの eSIMも手続きなしで移動してくれました。
移行が終われば、SIMもささっと付け替えて… えっ。
何ですか、このアンテナは。
モバイル通信が全く入りません。
とても変です。物理とeSIMの2番号が入ったデュアルSIMのスマホで、両方の番号がこのように沈黙するのは異常事態と言えるでしょう。
どうしよう、色々調べたけれど解決できないぞ。
やんぬるかな、一時的にでも旧機種に巻き戻すしか…
と思って、物理SIMをイジェクトしたその時!
なんということでしょう。
SIMを抜いた途端に、eSIMのアンテナが立ちましたよ…。
デュアルの片方である物理SIMを失ったので、シングル状態のアンテナです。
で、挿したらすぐにアンテナが消えてしまう。まじか。
渋々、悟るしかありませんでした。
要するに、このSIMは 旧機種では動くが、新機種では動かない。
動かないSIMを入れると、システムが誤動作して eSIMも使えなくなるのね。
il||li_| ̄|○il||li
というわけで、今回の学びはコレです。
残ったeSIMが目覚めて、最悪の事態は脱せられるかもしれません。
「SIMの色」だけでは見分けられない、iPhone機種別対応状況
iPhone11以下から iPhone12以降への機種変更は、「5G対応」がキーポイントです。
機能としては、設定で5Gをオフにすれば古いSIM(4GオンリーのSIM)も使えるはずですが… 自分の例でもあるとおり、「絶対」はないですね。
まとめると、こんな対応状況になるようなので、au SIMで機種変更をご検討の方はご注意ください。(これ以外の色・記号はMVNO用で、今回のブログでは省きます)
au SIMの 見た目 | 対応規格 | 対応する iPhone |
---|---|---|
白 | 3G | 停波したので 全部駄目 |
黄「au L」 | 4G VoLTE | iPhone 11まで |
4G VoLTE +5G NSA | iPhone 13まで | |
黒「au ⑩」 | 5G NSA + SA | iPhone 14以降 |
auのSIMは、見た目上 白 → 黄(L) → 黒⑩と遷移し、黄(L) は2種類あるところに注意です。
今回、iPhone13で動かなかった 自分のSIMは2番目の黄(L) で、こんな見た目でした。
じゃあ、ショップでSIM変更したら最新の黒になるんだな?
と思いきや、変更後のSIMも同じ黄(L)で、見た目は全く同じ。
え、黒は貰えないんですか? と聞くと、こんな答えでした。
- 見た目は同じでも、5G対応の有無が違います
- 黒いSIMは iPhone14以降の対応なので、iPhone13では使えません
うわ、残念。
つまり、iPhone13から後継機種へ変更するときは、またしてもSIMを換えないといかんのですか。
出物につられて iPhone13を買ったけど、最初から iPhone14以降を選ぶべきだったか…。
SIMが変わると、料金プランも変わる
SIMを変更(新規発行)すると、事務手数料を取られます。
そして多くの場合、新規格の対応により料金プランも変わる(高くなる場合が多い)ので、事前にプランのシミュレーションを行ったほうがよいでしょう。
反面、一度決まったプランが終了することは滅多になく、契約者が残っている限りはそのまま維持できることが多いです。
機種変更で長期的に楽をするには、機種そのもののサポート期限に加えて、SIMカードの対応境界を考え合わせて決める(境界間近の機種は買わない)のが最善なのですね。


