グローバル・リンク・マネジメント(3486)は、東京都メインで投資用マンションを販売し、業績も配当も良い企業です。
2022年までクオカード優待 1,000円がありましたが、現在は廃止。ただし、廃止に伴い、クオカード優待額を超える17円の増配を実現したあたりから株価も上がってきています。
現在は優待なしの良配当銘柄、という位置づけでしたが、今年2025年に限っては優待も戴けるようです!
1:2の株式分割と増配、累進配当、記念優待を開示
首都圏というのは、住居費の高騰にも関わらず人口が集まり、分散し、常に人が移動して空室が埋まる場所ですね。そんな場所だからこそ、投資用マンションも売れるのでしょうか。グローバル・リンク・マネジメントは優待廃止以降も増配を続けており、株主還元が強力です。
決算期は12月ですが、今年2025年の4月からは株式を2分割。
- 株式分割及び定款の一部変更に関するお知らせ2025 年3月 31 日(月)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式1株につき2株の割合をもって分割します。
そして、従来の配当性向30%に足して、累進配当の基本方針も追加。これはぐっと来ます。
グローバル・リンク・マネジメントは期末一括配当で、分割後の 100株配当予想は 72.5円。現在100株を保有しており、分割によって200株となった場合は、年末権利を待つことで 145円(昨年比15円の増配)が実現するのですね。
- 剰余金の配当、支払開始日早期化及び配当方針の変更(累進配当の追加)に関するお知らせ当社は、(中略)2017 年に東京証券取引所に上場以降、配当金の減配をしておりません。この実績を継続していくことを株主の皆様に明確にお伝えし、企業の魅力をさらに高めていくために、累進配当を基本方針に追加することといたしました。
更に、今年は記念優待も実施という当たり年になりました。
- 創業 20 周年記念株主優待の実施に関するお知らせ20 周年を迎える当期(2025 年 12 月期)においては、これまで 20 年間ともに歩ませていただいた感謝の意を込めて記念株主優待を実施いたします。
優待は今年限りの実施で来年以降はありません。
しかし、良い配当性向と良い累進配当で株主還元は継続すると思われます。
記念優待はデジタルギフト
今回の記念優待を受けるには、分割後の200株以上が必要なので、今年3月31よりも前に分割前の 100株を保有することで権利が得られます。
内容は、みんな嬉しいデジタルギフト(選べる電子マネー)でした。
嬉しいことに 6月・12月の2回実施で、額面も太っ腹の部類です。
開示日の終値 3,140円に対する合計税別利回りは5.3%だけど、来週は値上がりするだろうなぁ。
よく見ると、区分ごとの保有株数と優待額が正比例しているのがわかります。
これは好感度が高いですね。優待の大多数は、保有株数が多いほど利回りが下がってしまうのですが、こちらは 200・600・1000株のそれぞれで同じ利回りを実現していますよ。
株主のハートをグッと掴む還元策で、今後も魅力的な物件を展開してほしいです。
とはいえ駅近物件が素晴らしすぎるのは、首都圏の光と闇って感じですが…。


