世の中、インフレの実感がどんどん寄せています。
株主優待品も例外ではなく、古くから実施の商品詰め合わせやギフト品に関しては間違いなく影響が出ています。
そんな中、「影響を出す」以外の方針を明示した企業もありました。
2015年から株主優待を実施していた大冷(2883)です。
価格維持ではなく、優待内容維持という方針かな?
大冷の株主優待は「2,000円相当の自社商品」でしたが、そこに修正が入るそうです。
株主優待の内容を、市場価格の高騰を鑑み市場価格 2,000 円相当分の当社商品から市場価格 2,500円相当分の当社商品贈呈に変更させて頂きます。
これは、表題には拡充とありますが、モノが増えるというよりは
「市場価格が高騰しても、今まで通りに近い優待になるよう努めますよ」
というメッセージと受け止めました。
正直、500円では維持できないかもですが、開示戴けるのは有難いことです。
大冷はその名の通り冷凍食材を優待としているため、クール便の料金が心配でした。
逆に見ると、こういう形で実勢価格を取り入れてゆかないと、「○○円相当」で表現される株主優待は… 特に自社商品は、ステルス削減される未来しか無いですよね。
benzoin.hatenablog.com大冷は将来的な成長見込みが少なめで、合計利回りも個人的にはギリギリでしたが、こういう開示が出ると言うことはもう少し優待が続くのかな? と期待してしまうこの頃です。