ノギンの泡沫投資日記

50代後半、年間配当95万…。資産運用を頼りにしつつ、有期契約で働きながら頑張るブログ。

長期達成、日本管財HDから株主優待カタログが到着だが…

日本管財HD 株主優待品

年2回優待、堅い商売なイメージな日本管財HDから、3月権利分の優待カタログが到着しました。

こちらは3年以上の保有でカタログがステップアップします。
インフレ時代のカタログ優待は、長期が本番的な印象になってきたでしょうか。

貸株失敗で諦めていたが、長期判定に間に合ったみたい

日本管財はコロナ禍後の2021年9月権利から取得し、長期達成を待っていました。
その後ホールディングス化を経て、うっかりな自動貸株で長期保有を失ったと思っていましたが…

benzoin.hatenablog.com

今年2024年の3月権利で、長期判定されていることが判明しました!
どうやら、長期判定は3月でのみ行われているようですね。

日本管財HD 株主優待品


カタログの裏表紙には、「3年以上保有株主様向け」の嬉しい記載です。
や、やったぁ~。

29ページからなる内容の方も、確かに「貰った感」が増す感じでした。

日本管財HD 株主優待品


貸株されたのになんで? という話ですが、実は株主継続判定というのは貸株だけでは決まらないという、微妙~な事情がからんでいます。

貸株した場合、ほふり上の登録は証券会社へ移ってしまいます。
しかし、会社がほふりからデータを集め、株主名簿を作成する(総株主通知請求)タイミングはリアルタイムではないので、隙を突いて再取得した場合、運が良ければその名義変更が「ばれない」まま名簿が名寄せされることもあり得ます。結果として、しれっと長期判定されることもあるのですね。

今回は祈る気持ちで貸株を解除し、運良く名簿に間に合いました…。
総株主通知請求のタイミングは会社次第なので、再現性は保証されない点にお気を付けください。

予期せぬ自動貸株には注意しましょう。ほんとに。

株主重視なのか、株主偏重なのかという迷い




日本管財HDの収益の主体は、完全子会社の日本管財株式会社。
こちらはビル管理や保安警備のほか、マンション・公営住宅の管理運営といった事業をしており、ビルがある限りお仕事もあるだろう、信用力や実績をもとに契約も取れそうだ、というような堅いイメージです。

それでいて年2回優待なので、永久ホールドのつもりで保有していましたが…。

最近は、株主としての立ち位置に迷う瞬間もあって。

別の会社でも思ったことですが、従業員のヤル気は大事ですね。
株主や顧客に報いるように、従業員にも大事に報いて、良い循環を生み出す会社であってほしい。

もし、転職に関する口コミ等で「給与に不満」「株主ばかり気にして社員を軽視」というような退職事由が目に入ったりすると、「これはノイズ? それとも氷山の一角?」と気になってしまいます。

この業界の給与水準は高くないようなので、諸々の不満を株主に転化しているだけなのか。
あるいは、株主待遇に関して、具体的に不満をつのらせる何かがあったのか。

大変有難い優待を戴いているだけに、社員待遇に関してはちょっとナーバスです。

あとは、細かいですが日本管財HDって、議決権行使も優待申込もずっと郵送なんですよね。ネット化される気配を感じないんですが、こういうのも長く続くと「IT化の余裕がないんだろうか」「トップが古いんだろうか」と変な想像をしてしまったり。

なんというか、元気な会社を気持ちよく保有したいという(多分独りよがりな)気分と、いやでも事業は真っ当だ、世の中こんなものという(内心不本意な)気分との間で揺れるこの頃であります。

保有動機って、自問しだすと深い…。

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