ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当40万弱…そんな年齢でそんな額? と知りつつも殖やしたいブログ。

(ドル転の心構え)円安株安を乗り切る準備額の検討


米国株が値下がりし、継続購入の大事さを意識する時期となって参りました。

そんな中、「ドル貧乏」に悩んでいるのが自分。
米国株への参入が遅く、ドルを持っていません。

だって、円安じゃないですか。ドル転しづらいじゃないですか。



ドル取得をためらう現在の心境

こんな時には時間分散ということで、毎週 2,000 円分ずつドル転してはいます。

渋い! 渋すぎて何も買えないよ!
仕方ないの! 元の円資産がそれなりなんだし!

それに、だって、円安…。
避けられないと言われたけれど、あまりに急激な円安…。
海外からみて、日本円運用が見放されたかと思うほどの一方的な円安…。

思い切ったドル転ができない原因は、「漠然とした不安」です。

この円安でドル転して、120円に戻ったら? 115円になったら?
そんなことを言っている間に150円になるんだろうか?

悪い影響が想像できないから不安になって動けないのですね。

こんなときは影響を見える化すると、手元の意識をアップデートできることがあります。
不安になりながら漫然と 2,000円を移すよりも、良い行動ができるかもしれません。
どれどれ…。

影響を具体的に想像し、準備してみる

最初は最悪を想定するべきらしいので、それに倣ってみます。
ドル円の最悪が100円だとします。(35円差!)
また、米国株の下落幅最悪が高値からの50%減だとします。(リーマンショック級!)

ダウ平均昨年末の高値、約36,500ドルからの50%減は、18,250ドル。
6月14日の終値、約30,364ドルから見てもあと40%の低下余地があるという、嫌すぎるパターンを想像してみます。

そして、ドル円平均が135円で、段階的に10,000ドルの米国ETFを購入していたとします。
ETFはなんでもよいですが、ダウ平均の動きに近似して素直に増減する何かだとします。
ドル転した円資金は計算上、1,350,000 円です。

ここに2つの最悪を掛け合わせると…

  • ETFが 10,000ドルから 40%低下して、6,000ドルになる
  • ドル円レートが 135円から35円高くなり、6,000ドルが 600,000円になる
    → 約56%の損失

135万円が60万円になってしまうと考えると真っ暗になります。

しかし!
ここからです。
ここにきて買うべき額をあらかじめ想定し、手元に準備できれば怖くないのです。
 

最悪時の投入金額はどれくらいか

ここからは良い試算です。

米国株は最悪地点から回復してゆく、と仮定します。(高確率で当たるでしょう。)
最悪のときに買っておくことで、回復期に大きく取り戻すことができます。
(実際は最悪を捉えられず、少し前から積み立てることになりますが、話を簡単にします。)


計算の経過は割愛しますが、手元ではざっと下記のようになりました。
  • 最悪の時期に元本の34%を追加すれば、
    ・そこから半値戻しの回復期までに、
    ・円レートが100円のままでも、
    元の評価額 1,350,000 円が取り戻せる。
     
  • そうすると、全戻しまで回復したときには、
    追加を含めたドルの総投資額よりも、約 3,000ドルプラスになっている。

全戻し後の円評価額に関しては103円以上で利益となります。
それまでは、円安期を待ちながらドルで運用するのがよさそうでした。

円高が先に来るか、ドルETF半減が先に来るかわかりません。
しかしこうして考えておけば、ドル円レートが目標値になったら元本の3割半をドル転する、のような心の準備ができます。

3割半のお金を予め準備するのか。
じゃあ、自分のキャパシティでドル転できる上限は…

少し前向きに考えられるようになってきました。

必ずしも半値戻し時点で評価額を回復させなくても、段階的な入金をしてゆけば複利効果があります。
円高が進まなかった場合はドルの追加時に不利となりますが、それ以上に取り戻すべき円損も小さくなり、難易度は下がりそうです。

ふうん。で、半値戻しまでの期間は?
わからない。でも、待っていればいつか来る。

待ちましょう…。
それまでは資産減損なので、つらいけど。

大事なのは、半値戻しで評価額を回復した後、全戻しまでの期間は資産が増えるフェーズになるということです。
更に戻り期間中、頑張ってお金の供給を続ければもっと効率を高められます。
 

不安を高めず、いくつか想定を作って時期を待つ

いま、下がっている…。
少し、上がっている…。
どちらも不安な出来事です。

そこに反応していると動けなかったり、不利な動きをしてしまったりしそうです。

幸い、米国株は下落した後に上昇する期待ができる投資先。(たぶん!)
今の円安である程度のドル転投資をしても、悪くなった際の影響に対して準備をしておけば、無駄にはならず時期を待てることがわかりました。

ということは、たとえば
ドル資産が半分になったら、7割になったらこうする
ドル円が110円になったら、140円になったらこうする
のような想定をいくつか持っておいて、現実がそれに近づくのをじっと待つのも行動のひとつだな、と思う今日この頃です。