ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当40万弱…そんな年齢でそんな額? と知りつつも殖やしたいブログ。

株主優待は投資魅力を高めるか?


「投資魅力」と聞くと、どんな内容を想像するでしょうか。

自分は成長拡大が見込めるとか、安定配当とか高配当とか、そんなことを想像します。
キャピタルゲインインカムゲインですね。

では、「株主優待」はどうでしょうか。
インカムゲイン
それとも、インカムゲインの阻害要因?

最近、ここのところが自分のなかでパッとしないポイントです。



最近、株主優待を新設した会社の優待

優待を廃止する会社も多数なら、新設する会社もまあまあ多数。
優待が知名度を高めるのは間違いないので、中にはキャンペーン的な訴求もあるのでしょう。

2022年3月から6月8日までのの約3か月間で株主優待を新設した会社は11社あります。
その際、開示情報に「投資魅力を高めるため」と記したかどうかをマークしてみると…。
 

コード 名称 優待内容 「投資魅力」
への言及
7129 ミアヘルサHD クオカード
6405 鈴茂器工 ジェフグルメカード
4936 アクシージア 自社製品
2311 エプコ 太陽光発電システム(抽選式)
7504 高速 クオカード or カタログ
3528 ライノベート 投資額1%キャッシュバック
7384 プロクレアHD カタログ
6218 エンシュウ 地元特産品
9251 AB&Company オンラインストア優待券
5971 共和工業所 QUOカードPay
8462 フューチャーベンチャー
キャピタル
カタログ


ほとんどの会社が「投資魅力」に言及していました。
この短い期間の列挙でも、「魅力」の訴求が様々であると感じます。
今や広く行われる金券送付から、自社商品への呼び込み、自社本業そのものの供与まで。

ひときわ異例な 2311 は、いったんは公平性の観点からプレミアム優待倶楽部を廃止。
その後、「三方よし株主優待」を目指す、として独自の優待を新設しました。

これを更なる射幸とみるか、販促とみるか、企業メッセージとみるかはもっと会社を知らないとわかりませんが、メッセージだとしたら「賛同や共感」を投資魅力として提供していることになります。
とはいえ、受け取る側が射幸と認識してしまうと「もっと当たりやすく」等の変な要望が出そうですが。

この色々な状況は、投資家が想像する「投資魅力」と、会社が想像する「投資魅力」をマッチングしようとする試みにはみえないでしょうか。
 

投資魅力が高まったかどうかは「人による」

「投資魅力」の言葉だけで何かに分類しようとすると、ブログの冒頭のようにモヤモヤしてしまいます。
株主優待が語る「投資魅力」に単純な物差しは無くて、ある者には魅力だけれども別の者にはそうではない、というだけのことのように思えてきました。


ある投資家が金券に感応すれば、その層に訴求する優待が増える。
ある投資家が企業メッセージに感応すれば、その層を強く囲い込むような優待が増える可能性もある。

逆に、いま一部で囁かれるように「優待が投資家利益を損なう」という見方が広まれば、優待から配当への流れが加速する可能性だってありそうです。
(現実には、二極化が加速するような気もします…。)

優待実施会社と投資家が、相互に影響しながら「投資魅力」を模索しているのですね。
実際、株主優待のアンケートを実施する会社は少なくありません。

すごく傲慢な見方をするなら、投資家たちが優待のありようを間接的に決めていると言えます。

つまり、清き1票と思って投資しようかな

ある優待が投資魅力を高めたかどうかは、投資家たちが教えてくれること。
そのうえで優待をどうするかは、会社が決めること。
自分はこの頃、優待は会社のなすがままにしよう、と思うようになってきました。

期間限定のキャンペーンに乗ってもよいし、一歩引いてもよいですね。
今後の取得は優待有無も含めて会社をよく見ることが、投資魅力に関する自己表現になればいいかな。
選挙の一票みたいに。


関連記事です。株主優待は以前追っていただけに、今になって色々考えることなど。

benzoin.hatenablog.com