水産最大手のマルハニチロ(1333)が、優待廃止と増配、自社株買いを開示しました。
優待に関しては今回の3月権利分が最終となります。
さて、翌日の株価はどう反応するでしょうか…。
って書いたところで、カツオ窃盗でグループ企業社員逮捕のニュースも。間が悪すぎです。
www.nikkei.comマルハニチロの優待品は自社グループ製品。
これは、株主が製品ファンとなってリピート購入したり、周囲にプロモーションすることを期待するもので、いわば企業側も株主を顧客に見立てて売上アップを望んでいるため、優待費用は本業の販管費(たぶん)であり、優待廃止の確率が低いと言われるパターンでした。
しかし、開示内容抜粋はこの通り。
この度、コーポレートガバナンス・コードにおける株主の平等性確保の観点から、株主の皆様への公平な利益還元のあり方について慎重に検討を重ねました結果、配当等による直接的な利益還元を充実することがより適切と判断し、株主優待制度を廃止することといたしました。
時代の流れでしょうかねー。
優待費用は株価配当を毀損する、とも批評される今日この頃です。
優待到着記事がブログを賑わし、雑誌では優待特集が組まれ、クロス取引の手順が図解されるという優待投資の有りようは、優待を戴く我々の行動も変えました。
今や、優待をきっかけに製品をリピートする株主は絶滅危惧種となり、口コミされた側も自ら購買せず、ひたすら商品を受け取るばかりで宣伝効果が乏しい…と判断されたとしたら、寂しいことです。
自戒をこめて……💧