円安がますます止まりません。もうあちこちで言われていますね。
黙っていても外貨保有分の円評価額が増える状態です。
これだけ急速な円安が進んだ現在、
「そうか、これはいま資産防衛が効いているところなんだ」
というのを実感します。
それだけに、
「もっと外貨建を厚くしておけばよかった」
という思いが消えません。
そう、こんな円安が起こるよりもっと前に。
「有事の○○」は売ってこそ花
ウクライナ危機が顕在化したとき、金の価格が上昇しました。
「有事の金」の状態と言われます。
金の需要があがったから相場価格が上昇したわけですが、有事の金というのはこのときに買えという意味ではなく、「今こそ売りなさい、売り抜けなさい」という意味ですよね。
売って助かるためには安値で持っていなくてはいけないので、それは平時にコツコツ買っておくものだ、となります。
そんな自分は金保有ゼロでしたので、何もせず資産目減りを見ていましたね…💦
そして直近は有事の円売り。
「有事の円」の逆パターンというか、根も葉もあることでもう別に有事でなくても円が売られるような気がしますが、とにかく円安の時期が始まったのだと思わざるを得ないです。
もし自分がリタイア生活中だったら、こんなときに有利に換金・両替できる外貨資産があることを喜んだでしょう。
平時を逃した後は、前を忘れて仕切り直す
ことが起こってから「あれ欲しい」となって調達しても、あまり旨味がありません。
とはいえ、たとえば今、資産防衛を装備し直したい…と思ったらどうしましょう。
時期を待てればよいですが、そもそも為替も地政学も、いつどうなるかの予想が大変難しい代物。
今が有事ならば、いつか平時に戻るという確率はありますが、逆にもっと混乱するという確率も…。
よほどの有識者でない限りは、「深く考えずにコツコツやる」が精神的にも良さそうです。
前は忘れて、仕切り直しといきます。
そして、素人でもわかるような大変動が起きるなど特殊な事情が発生した場合だけ、スポットで買うなり売るなりするとしましょう。
時期を逸してしまった場合は、うつむいてまた時期を待つ、です。