株主優待で購読することになったJIAの「日本証券新聞」が、自らを
【『紙』で発行している唯一の証券・金融専門紙】
と公表していることを知りました。
ふうん、そうなんだ…。
そういえば、昔昔の通勤電車では勤め人のおじさま達がスポーツ新聞や競馬新聞を購入していて、そんなのを売っている駅の売店に株の新聞もあったような、なかったような。
ちょっと興味をひかれたのでどんな株系日刊新聞があったのか見てみました。
名称 | 現在の発行元 | 創刊 | 紙の新聞 |
---|---|---|---|
日本証券新聞 | JIA | 1944 | 発行中 |
株式新聞 | 株式新聞社 →モーニングスター |
1949 | 2021年3月以降 電子版のみ(*) |
日刊経済新聞 | 日刊経済新聞社 | 1949 | 1964年休刊 |
證券新報 (のちの證券タイムズ) |
證券新報社 | 1953 | 2009年廃刊 |
株式市場新聞 | 市場新聞社 | 1956 | 2009年廃刊 |
証券日刊 | 証券日刊新聞社 | 1959 | 2008年廃刊 |
日刊投資新聞 | 日刊投資新聞社 | ? | 2000年前後に経営破綻 |
日経金融新聞 | 日本経済新聞社 | 1987 | 2008年休刊 |
あららら。
い、意外に少なかった…。
紙の新聞がどうこうというより、現存する日刊新聞が青文字の2紙しかありません。
株系新聞が新聞スタンドを賑わしていた時代はずいぶん過去のものだったようです。
いなくなった新聞達は、どれもが2009年以前の休廃刊。
日本向けのiPhone始動が2008年だったけど、たぶんこれらの廃刊理由は「スマホで読めるから」じゃないですよね…。
バブル崩壊で株系新聞を読む人が減ったから、とか?
専門紙も諸行無常なのだなと感じた日でした。
もし、2紙以外の新聞ももう少し続いてたら、Web版やアプリ版で収益化できていたのでしょうか。
なんにせよ、情報を精査して記事を作り、その価値がお金で報われる仕組みというのは続いてほしいかなと思います。