こちらからの続きです。ペット医療費にフォーカスして不定期で書いています。
benzoin.hatenablog.com人間も猫も、ある日突然健康を損なう可能性がある生き物。
資産運用をしながら、猫ライフを満喫している方の費用設計の参考になりましたら幸いです。
当ブログに記載の医療費は事実ですが、一飼い猫でたまたま発生した費用を参考に載せているものです。
特定の医療や治療行為を紹介・推奨するものではございませんのでご留意の程お願いいたします。
記載内容は病院の指示を個人的に解釈した結果であり、当ブログは医療の結果に責任を持ちません。
費用発生のフェーズごとに分けて書いています。
- 検査と確定診断
- 急性膵炎の治療(ステロイド)の開始 …このエントリ
- 急性膵炎の治療(ブレンダZ)と病院通い
- 糖尿病とステロイドの副作用対応
- 再発と再治療
- QOL維持の自宅医療・血糖値のコントロール
こんな経過で進みました。
では前回に引き続き、淡々と記します。
処方のラインナップ
膵炎の主症状は炎症、嘔吐、食欲不振、脱水でした。
対応して処方されたのはステロイド、抗生物質、制吐薬、胃腸薬、そして点滴。
ステロイドは炎症を抑える反面、免疫力が低下するので抗生物質と一緒に服用します。
その後、注射または頓服の制吐薬、胃腸薬を順次追加。
炎症の経過をみるため、週1回を目途に血液検査も実施。
病院は新しい計測器を導入し、前回ブログの spec より感度の早い炎症検査(写真のSAA)を行うようになっています。
この頃、飼い主を悩ませたのは嘔吐と食欲不振でした。
膵臓に負担のかかる脂肪分が多いフードは駄目。でも栄養が必要、でも処方食を食べない。
唯一、病院提案の高栄養粉ミルク(写真の森乳~)だけは大丈夫だったので、リピート。
しかしこの粉ミルクは後で問題を起こすことになりました。
この時期は、数日毎になんらかの薬と点滴を受けたので明細は代表的なものだけ載せています。
糖尿病の出現
容体はなかなか改善せず、ある日の検査で異常な高血糖と尿糖が出て、糖尿病・高脂血症と診断。
日々の治療内容に、血糖値を下げるインスリン注射が加わります。
そもそも膵炎という病気が糖尿病の原因となるほか、ステロイドには血糖値を上げる副作用もあり、更に病院提案だった高栄養粉ミルクの高い脂肪分が拍車をかけていました。
病院の先生は指定外フードの脂肪分を疑って責めましたが、病院提案の粉ミルク(というか、ミルク状の高エネルギー食)を主食にしていることを告げると「しまった」という顔になったのを覚えています。
治療方針の変更
脱水し、腎臓の数値も悪いため、入院しての24時間点滴が提案される。
それと同時に、治療効果を高めるため急性膵炎専用の薬も再度提案。
前回のブログで一度は見送った「1回 8,000円の薬を10回」です。
やるのか、これを…?
そのとき頭に浮かんだのは「来月はボーナス月だな」ということでした。
ボーナスは1か月という会社ですが、少し俯いて時間をとった後、自分は治療に同意していました。
今は終末期でしょうか? と先生に聞いたら、「まだその時期じゃないです」と言われたもので。
ここまでの費用合計
期間は15日、保険適用で合計 52,161円 でした。
マネーフォワードの履歴から金額を出しています。
さて、翌日から急性膵炎専用薬「ブレンダZ」の投与が始まることとなります。
実際の医療費はどうなったでしょうか?
続き
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