iDeCoでは一定の運用商品リストから希望に沿うものを選び、毎月の掛金を配分して運用できます。
自分にはすでに証券口座があり、そちらで十分リスクを取っているので(笑)iDeCoは所得控除効果を享受できれば満足…という考えのもと、元本確保型を8割の配分にしています。
んが、2018年に法改正があって、自分が配分していた元本確保型商品が除外予定に入ってしまいました。
除外予定商品の保有者には通知が届く
自分のiDeCoがあるSBI証券からは、2018年の段階で最初の郵送通知が来ました。
「iDeCo運用商品の除外に関するご案内」というもので、冒頭のリンク先と同様に
- 除外までには5年間の猶予期間がある
- 除外決定には保有者3分の2の同意が必要
- 除外に同意しない場合は意思表示の機会がある
とはいえ、保有者の3分の1以上が反対でなければ結局は除外されるわけですが。
自分はここで配分をやめ、別の元本確保型商品に配分を乗り換えました。
先日、5年間の猶予期間を経て、いよいよ除外が近いですよということで意思表示の返送用封筒とともに郵送された資料では、同商品の除外理由が下記のように記されていました。
「↑ 将来の資産形成をする目的である確定拠出年金で、元本確保型商品が複数あることが望ましくないため。また年金保険は満期前の解約時に解約控除がかかる場合がある等、定期預金とも比較して商品性が難しいため。」
そう思うなら、最初から商品に入れなければ良かったのにね。
いやいや、見直して商品整理してくれたのは有難いことです。
除外予定商品の表示はこんな感じ(SBI証券)
iDeCoのサイトにログインすると赤文字の目立つ注記があり、わかりやすくなってます。
去年までは「除外商品(予定)」と記されていましたが、現在は「除外予定(手続中)」となっており、カウントダウンが始まっている様子です。
そして損益部分マイナス…。
元本確保型商品なのに、昔からずーっと含み損の表示が消えません。
こ、これが…「満期前の解約時に解約控除がかかる」という状態かな?😨
うっかり自分が一部解約したとかでなければ良いのですが 😨
商品説明にも解約時控除の記載がありましたが、iDeCo的には気分がよろしくないですね。
除外に同意しない場合は回答書を送付できる
SBI証券からは、返信用封筒とともにこんな「除外に関する回答書」が送付されました。
これの「同意しません」をチェックして返送した場合は不同意、何もしなければ同意になります。
まあ、3分の2以上は余裕で無反応だと思われますのでほぼ除外ではないでしょうか。
除外後の取り扱いは個別に確認したほうがよい
2018年の法改正時は、「2018年5月以降の取得分は強制的に売却される」というのが定めでした。
しかし、SBI証券からの最新の案内では下記のようになっています。
「↑ 除外が決定した商品につきましては、2022年4月28日(木)以降、新規の購入を停止しますが、すでに購入されている運用商品については、除外決定後も継続して保有いただけます。除外決定後に強制的に現金化されることはございません。」
これは法改正時点の通知内容とは異なるので、独自の措置かもしれません。
最初の制度は少し不親切だったので、他の運用機関でも工夫してくれるかな?
除外予定商品を保有している場合は、運用機関ごと・商品ごとに取扱予定を確認してみるのがよさそうです。
自分がiDeCoを始めたのは2017年で、2022年の今年はちょうど運用5年目。
案内によれば、除外予定商品はこのまま保有していても良いということなので、いつのタイミングで含み損が解消して満期解約ができるのか注視したいと思います。