ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

自社株買いと増配

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本日はちょっと短い雑記ブログを。

内部留保の使途として、自社株買いという株主還元がよく話題に上がります。

自社株買いをすると1株価値が向上する。
そして、配当が同じであれば、株数が減るので支払う配当金総額が軽くなる。
または、配当の原資が同じで株数が減ると考えれば、単純計算で増配しても良さそうです。

どれも良いことですが、株主還元という観点でいうと、やはり値上がり益でしょうか。

しかし、値上がり益というのはいったん行使すれば、企業とのつながりが途切れるか薄くなり、その分のインカムゲインを失うものでもあります。
株を売る算段で株主還元というのも、含み益そのものが株主還元というのも、以前はピンときませんでした。

しかし、多くの株主が売却益でハッピーになり、その売却株を別の株主が取得してより多くの株主がハッピーになると考えるなら、確かに企業にとっては「株主還元を実施している」ことになるのでしょう。

でもそれは、あくまで本業が堅実に発展しているという前提でのみ、嬉しいことです。
業績不透明で自社株買いをするなら、「成長投資のネタがないのかな?」と気にするとことろです。

どうせなら、業績が上がる投資をして増配…の方が嬉しく感じたりしませんか?
いや、投資も自社株買いも増配も全部やってる企業、というのも中にはありますが…。
つまるところ、配当金大好き😍

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利確のつもりが更に上昇。悔やまず、成功したと考えてみる

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パチンコホール向けの制御機器で知られるダイコク電機。
クオカード優待を実施しており、このブログでもご報告したことがあります。

benzoin.hatenablog.com

昨年末よりスマスロ関連として急上昇しまして、予想を超えすぎて割高になっていたのと、事業の将来性がどれほど釣り合うのか判断できず売り時を探していました。
先日足踏みの後、すこし下がり始めたので、もう天井なのかと思って利確しましたが…。

ダイコク電機 株価グラフ


そんなことはなかった😓
利確時点よりも 125円の上昇がありました。センス無し…。

指標の字面では、現在の株価は割高のうえにも割高です。
今後爆速で業績がついてくるなら、お祭り銘柄を拙速に手放してしまったことになりますね。
しかし、そういった側面だけでの捉え方には投資の持続性が感じられません。

このグラフの翌日にはまた下がったようですが、直近の高騰は一時的な現象なのか。
または、そうではなくて、本当に持続性のある銘柄だったのか。

もしそうなら、良い銘柄なので割安時にまた取得すればOKです。
売った銘柄が上がってしまったときは、悔やまずに銘柄を見直し、次を待つのが良いでしょう。
自分的には、割高時に更に期待を重ねるのは無しだと感じています。

大事なのは投機ではなく、投資ということをまた感じました。
この銘柄に対しては結局、自分で芯が持てるほど「投資」を追求していなかったので、手放したのだと思います。
ちょっと残念だったけど、利食い千人力ってことにしようかな。

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投資法人はNISA向きといえるか?

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確定申告をしていてふと思ったのが、
投資法人をNISAで取得するのはお得なのか、不利なのか?」
ということ。

株式会社と投資法人は税のかかりかたが違いますが、NISAでのお得度はどうなのでしょうか。



単年配当では投資法人のNISAがお得

投資法人とはJリートやインフラファンドのことで、法人税がかかっていない分、配当控除の申告ができません。
これをNISAで取得する場合を、株式会社と比べるとこんな感じです。

ノギン NISAの節税効果比較


結果は、「直近配当においては、投資法人はNISA向き」でした。

株式会社だと、所得が一定以下の人は引かれた税金の一部を取り戻す(配当控除)ことができます。
残った部分が納める税金、つまりNISA効果の部分となります。

つまり、同じ金額、同じ利回りの株式会社と投資法人を持っていたとしたら、投資法人をNISAに入れた方が免除部分が多く、「お得度」が大きくなるでしょう。

どのみち非課税になるなら関係なくない?
あと、配当控除しない人にとってはどうでもいい。
気分の問題ね。 気分大事。

 

長期運用では投資法人が不利なことも

しかし、株式会社には投資法人にない特徴があり、それは「強い値上がり・増配」です。
大きく値上がりしたり、右肩上がりに増配した場合は、株式会社のほうがNISA効果絶大といえます。

投資法人は必ずしも値上がり・増配するとは限らず、増配したとしてもゆっくりです。
なかには増配・分割を活発に行うものもありますが、例外的といえるでしょう。
もし投資法人が物件数を増やさない場合、下図のような可能性もあるということですね。

ノギン NISAの節税効果比較

新NISAには成長する投資先が一番

来年から非課税期間が無期限となる新NISAでは、投資先の選定が一層重要です。
投資法人の統廃合は意外に多いということも考えると、目先の分配金が良くても、長期のNISA置きはためらわれるかもしれません。

非課税期間が5年で終了していた現NISAとは異なり、新NISAは「成長すること、長期にわたり存続すること」を第一に投資先を考えるのが良さそうです。

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【2022年分確定申告】還付金が昨年より増加

今年は、税区分を漫然と放置していた源泉徴収なし口座として最後の確定申告です。

眠くなりそうな外国配当入力、際限ないように思えた国内配当・投資口入力を耐えて、今年の還付金が確定しました。

じゃーん(`・ω・´)

ノギン 確定申告還付金


昨年の頑張りで配当額が増えたので、還付金も増えました。
還付金が戴けるということは、所得が低いことの裏返しなので忸怩たるところですが、使える制度は漏れなく使いたいほうです。そんな人にこそ特定口座は必要ですから。(開き直り)

昨年同様、この還付金は生活口座に入れずオルカンにでも変換することとします。
昨年スタートのオルカンはまだマイナスだけど…。 育ってね、お願い。

そしてやっと増やし始めた外国株の控除額はこの通りでした。

ノギン 確定申告控除額


昨年の控除は50円台と、申告の手間が勿体ないような金額でした。
今年も似たり寄ったりのお笑いとは言え、差分を体感しながら進むのは良い気分です。

来年からはちゃんと源泉徴収あり口座なので、申告はXMLを取り込むだけ!
…ですよね?
便利なUIに感謝しつつ、心置きなく投資法人でも、外国株でも売買したいと思います。

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現行NISAの最終年。高配当も魅力だが、それと同時に

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2024年に始まる新NISAを控え、2023年は現行NISA買付が最終となりますね。
ありがとう、NISA…。

自分は一般NISAで株式などを購入していました。
これから毎年、現行NISAから離脱してゆく銘柄が出るのだと思うとドキドキします。

というわけで、最後の買付となる今年は何を買いましょうか。



買付のお勧めは諸説ある

ほかの人たちはどんな選択をしているかを見ると、だいたい下記になるようです。

  • 一般NISAで値上がりする資産を買い、最後に利確して終わるべき。
  • 一般NISAで高配当の恩恵を受け、そのまま保有すればよい。
  • つみたてNISAで20年間運用すればよい。

どれも一理あります。
今回は年限の長いつみたてNISAを除いて、一般NISAの値上がりと高配当を比べてみます。

最初の例だと「5年後に値上がりする資産なんて、外れたらどうするの?」と思いますが、高確率で成長する米国ETFなどが想定されるのでしょう。
皮算用に過ぎませんが、同じ120万円を運用するとして、ETFの値上がりと高配当を比べるなら、値上がりの破壊力に軍配です。

実際に比べてみましょう。
高配当の例として、利回り 4.5%のJリートを5年持って値上がりなしで売却の場合と、
成長資産の例として、利回り1%の東証ETFを5年持って値上がりして売却の場合の比較です。
(例としたETFは、円建ての S&P500 である 1655 です。)

高配当と値上がりの5年運用比較


オレンジ色の75%というのは、実際に1655が直近5年で値上がりした概算です。

年間の配当累計は高利回りに負けますが、売却時の資産額は高配当の 1.47倍なのですね。
金額にすると69万円、これは実に大きな額です。
少なく見積もって値上がりが20%だったとしても、売却時には高配当の資産額を超えます。

ほんとに値上がりするんだったらスゴイ。

そこは成長の確率というやつで、たぶん成長する…ことにしましょうか。

自分はもう少し配当よりなので、安全味のある高配当と半々くらいにしたいです。
5年経過後の高配当資産は、たぶんそのまま持ち続けることでしょう。

新制度NISAは配当を出さない投資信託を検討

さて、新NISAでは非課税期間が無期限、つまり出口は換金するまでです。

そうすると、換金時に資産が最大化されていれば都合がよい。
…ということは、NISAの外に配当を放出してゆく株式等よりも、配当を出さずに再投資できる投資信託が「後が嬉しい」というやつですね。

老後までNISAに置いた投資信託を、非課税で少しずつ取り崩してゆく。
そんなシナリオが上手くいったらどんなに良いでしょう。
若ければ若いほど、その成功確率は高まります。

願わくば、肝心の老後に暴落が来ないことを願うばかりです。
やっぱり高配当も確保はしておこう…。

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(雑談)現代の「どこでもドア」にもっと助けられたい

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田舎の親戚に不幸が重なり、またスマホブログに戻りました。
普段はPC派なので、スマホ1本でブログを完結させる方には尊敬しかありません。

仕事があるなかで体が遠方に抜けるのは難儀なものですが、軽いPCと簡単なネット接続、便利なミーティングアプリのおかげで致命的なことにはなりません。特に、ミーティングアプリは現代の「どこでもドア」と言えますね。
ドラえもんの漫画やスター・トレックでは、人間が瞬時に移動するテクノロジーが発明されていましたが、今はそれと同じ事を違う方向から実現できているのです。いい世界になりました。

ただひとつ異なるのは、このどこでもドアは「相手も同じアプリを使わないと会えない」というところでしょうか。

病院のような空間へ行って励ましたり、ましてや看取ったりは難しいです。

クラウドの世界が結局は1台の物理PCへ行き着くように、人間の活動も最終的には実体に接しないと始まらない、終わらないものであることを強く意識します。

しかし、人の居場所はどうしても散ってしまうもの。
できるだけ多くの場所で、できるだけ多様に繋がれる進歩があればいい、と思ってしまいますね。

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(雑談)人に対してDoS攻撃を行ってはいけない

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日曜日に仕事してしまいました。おう…。
今日から普通の月曜日ですね。
お正月休みに続き、成人の日で週4日勤務となった後の6連勤はツライなぁ。

しかし、昔に体験したイヤな記憶とは比べるべくもありません。
テンションは下がるけれど頑張ることとします…。

サービス不能攻撃を決められてしまった体験

DoS(Denial of Service : 過負荷を与えて通常のサービスを出来なくさせる攻撃)は、ITシステムのサーバーなどに使われる用語ですが、人に対しても仕掛けられることを過去に体験しちゃいました。

その昔、別部署に変な人がいまして、一時的にその配下で働いたときのことです。
その某氏は部下を「潰してやった」ことを武勇伝とするような人でした。

自分はとあるトラブルの支援として入ったところ、某氏がその場で次々と人を動員し始めました。

事情を知らない人だから、初心者向けの説明と手順が必要です。元々入る予定のなかった人が来たので、作業内容を取り分ける必要もありました。質問や確認がたくさん来ます。
某氏はそういう人を1時間おきくらいに時間差投入してゆき、担当者の自分に手順を次々トスさせる。そのうえで30分おきに進捗を報告させる…。

そうなると、本来の仕事など何もできません💧

せめて手順書を作ろうとすると「自分の仕事をしろ!」
先に来た人に手順トスを依頼しようとすると「作業者の邪魔をするな!」
進捗報告の時間が来ると進んでおらず、「もう1人入れる。やり方を変えろ!」

で、トラブルが収まった後、上への報告はこうです。
「要員をかき集めて投入したのに、こいつは右往左往するだけで、何の役にも立たなかった」

最悪の体験でありました…。
後から聞くと、そういう手を使う人という話で。
これ、こっちが怒っていい話と思うのですが、当時はまんまと嵌まってしまったのです。



お金にも、人にも持続性を持たせたい

某氏のロジックは、「自分はかけずり回って状況を管理したが、部下が働かない」というもの。
だからすり潰して選別する必要があるのだと。(意味がわかりませんが)

ただ、こういう働かせ方には持続性がありません。
長く怒鳴られ続ければ思考力や自主性は擦り切れてゆくでしょう。
潰れた部下は辞めますし、潰れなかった部下はやっぱり辞めます笑

持続的に働いて貰うには、環境を整えて、達成させるという工夫が必要ですよね。

資産運用も同じで、お金に持続的に働いて貰うには、良い環境(投資先)にお金を置くよう努力し、簡単にすり潰してはいけない…と改めて思うわけです。

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