ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

年利3.30%になって帰って来る「楽天モバイル債」だが…。

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楽天モバイル債」については昨年、このブログでも取り上げたことがあります。
前回は0.72%の金利でも見送りにしました。
さて2023年1月、新たに出てくるのは 3.30%という金利です。今回はどうしましょうか。



楽天グループの社債発行間隔は短く、利率は高い

楽天グループの直近の債券発行はこんな感じになっています。

発行時期 発行額 期間 利率
2022年6月 1,500億円 5年 0.72%
2022年11月 5億ドル 2年 10.25%
2023年1月予定 2,500億円 2年 3.30%

海外向けの5億ドルは、割引債かつ10.25%という利率が資金調達の切実度を語ります。
金利の低い日本向けでも今回 3.30%を予定というのは、つまりそういうことなのでしょう。

社債の切実度は高そう

そんな楽天グループは、増収ながらも3年連続営業赤字(2022年11月時点予想値)で…、

楽天グループ 経営成績


2022年2月発表の自己資本比率は 6.5%という借金体質です。

左のグラフで売上が上がっても上がっても、赤字がおさまらないのですね。
楽天モバイルが雌伏中なのか、単純に苦しいのかは評価にお任せします。

この赤字下でも2022年3月は配当を出しましたが、さすがに今年は駄目でしょう。配当性向がもはや計算不能です。

そんな中で追加される個人向け債券の目論見書を見てみると…、
お金の使途は楽天モバイルの「設備投資資金及び運転資金」。
これはまだ、楽天モバイルの黒字化に賭けているということ。

運転資金の内訳は「端末購入資金及び顧客獲得に関する費用」で、現在赤字の楽天モバイルはなんとしてもユーザーを獲得したいでしょう。そのためのお金が欲しい、借りたいという意図がこの金利に現れています。

安全性の判断は総合的に見たほうがよい

2年で円建で3.30%なら、債券でインフレに勝てるかも…。
2年以内に倒産しなきゃいいのよね。

そのへんの見切りができれば、楽天モバイル債は良い債券、ということになるのでしょう。
手元のお金が少ないとはいえ、一応売上は拡大中だし、緊急のリスクは低そうですが。

しかし、債券では倒産・解体リスクが「0ではない」ことをリスクと見る考え方もあります。
うーん。自分にもっと財務の才があって、数字が読めればいいのになぁ。

財務の数字が安全圏でも、楽天モバイルの計画はちゃんと腹落ちしたほうがよいですね。

債券も株式も、投資の難易度は高めじゃないかな…。
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高齢者施設体験入居・一時金割引の優待はかなり多い

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諸々の事情で誰かしらが必要とする、高齢者向け施設。
高額な介護付き老人ホームがきらきらしく宣伝される陰で、虐待などの暗いニュースもあります。
そんな高齢者向け施設の体験入居や、入居一時金割引の優待があるのをご存じでしょうか。

benzoin.hatenablog.com

上記のHCMからは、早くも1月権利の優待内容が開示されています。

元があまりに高額なので入居はできませんが、公的施設との比較や費用感のようなものを養うには良いと考え、施設の情報は見るようにしています。

こういった施設を投資対象として上場するのは珍しいのか、と思ったのは昔の話。
気をつけて見ていると、現在はかなりのヘルスケア優待がありますね。
下記は、「体験入居」「入居一時金割引」いずれかの優待を持つ銘柄です。

CD 銘柄名 種類
1808 長谷工コーポレーション株式会社
4355 ロングライフHD
7634 星医療酸器
8601 大和証券G本社
3278 ケネディクス・レジデンシャル・ネクス投資法人
3455 ヘルスケア・メディカル
8986 大和証券リビング

施設によっては、類似の見学・割引が優待以外(パンフレットや雑誌掲載など)でも存在することがあり、その場合は優待の提供というよりは、元からある販促? に優待という名前をつけた、という位置づけが近いような気がします。

これだけ銘柄があり、開示等を通じて普段はあまり触れない施設の場所や情報が参照できるので、それぞれの個性やお金の内訳などを確認しておくのも良いかもしれませんね。

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預金封鎖とかいう陰謀論に迷惑してる

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高齢の母が最近何度もうろたえています。

2024年に新札が発行されたら、タンス預金対策で旧札が使えなくなる。
新札発行は、預金封鎖が起きて財産が没収される前触れだ。
あんた! 今のうちに現金は新500円銀貨に替えなさい!

とか…。

ちなみに新札発行後も旧札は使えます。
預金封鎖が引き起こす円暴落に対して、500円硬貨は防衛になりません。

一体何を言っているんだ、てなもんですが、母の不安はノンストップです。

銀行のお金は旧札だから、銀行に預けていると紙くずになるんだよ!
でもね、株に替えると大丈夫なんだって!
YouTubeでちゃんと言ってた!

ちゃんと言ってた、じゃねーよ(怒)
もう話が混じりすぎです。迷惑なYouTuberもあったもんです。
だいたい、株が大丈夫とかいうのは1946年当時の抜け道であって、現代のマイナンバー世界では全然大丈夫ではありませんぜ。資産課税を目論むならむしろそっちの証券口座が先でしょう。

憶測や未来予測を語るのは確かに自由ですが、「憶測です」と断ってから発信してほしい。
特に昔の預金封鎖を例にとって、2024年にもそれが起こると予言している方々。
それってあなたの感想ですよね(←言ってみたかっただけ)

聞く方も聞く方として、「可能性はゼロではない」とYouTuberが言ったら、すぐに「じゃあ100%だ」と煽られる聞き方は宜しくないです。

自分の不安がバイアスになっていないか、落ち着いて情報収集してから備えればよいかと。

過去の日本の預金封鎖は「失敗に終わった」と評価されているよ。
失敗は繰り返さないのが基本だよね。

それでも備えるとしたら



まあ、備えることは否定しないです。

対策 有効度 ブログ主の感想
法人に資産を移す
法人口座は封鎖・資産課税の対象外と思われる
暗号資産・
ドル紙幣のタンス預金
マイナンバーの枠外にあり
円価値低下・資産課税の影響を受けないはず
農業(自給自足)
預金も財産も関係ねぇの世界に生きる

どれも預金封鎖関係なく実施できる自衛策ですが、ちょっとハードルが高いです。
法人ねぇ。そんな法人を持つお金がないし、ドル紙幣を眠らせるお金もないんだけどな。

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ああっと、被弾…。東京個別指導学院の優待廃止


東京個別指導学院(4745)は、おもに首都圏で個別指導塾を展開する企業。
2月に権利確定があり、1,500円相当の選択型優待が戴けて…いました。

昨年秋から株価が怪しい状態となり気にしていたら、優待廃止が決まりましたよ。
最終優待は昨年の2022年2月分ということだから、今年の優待はありません。

あわせて、連結業績予想の下方修正を開示。配当予想は変更なしです。

あぁ~。 ちょっと色気を出したら廃止に当たってしまったなぁ。
株価は下がるでしょうね…。

設備少なめの教育業界ということもあってか、目標の配当性向は50%超。
んが、2022年2月の時点で配当性向89.4%と、目標を超過して無理していました。
直近の配当は下方修正でも変更なしということは、やっぱり無理した数値になりそうです。

堅い運用をしたいと言いつつ、こういうのに手出ししているのだから自分もまだまだです。

廃止は計画的に、事前告知を出して…と願いたいところですが、そうもゆかないのが優待リスク。
東京個別を傘下に持つベネッセも年2回の優待で有名ですが、慎重にご確認くださいね。

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【XRP】SBIグローバルアセット(旧モーニングスター)株主優待が振り込まれました

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SBIグローバルアセットマネジメント(旧モーニングスター:4765)は、金融機関の有価証券運用受託が柱で、投信データ販売も行う企業。
3月に権利確定があり、暗号資産XRPを戴けます。
※事前に SBI VC TRADE の口座開設が必要です。

また、保有株数に応じて「株式新聞」ウェブ版の購読クーポンが戴けます。



届いた優待品のご紹介

9月優待は、「XRPのクーポン」です。
※この記事の時点では3月・9月の2回優待でした。現在は3月の1回のみです。

モーニングスター 株主優待品


郵送されたクーポンに従い所定の申込をすると、口座にXRPが入金されます。
振り込まれるXRP時価2,500円相当で、今回は34XRPでした。

 

受け取ったXRPについて

これまで、口座開設キャンペーンを含めて受け取った合計は 152XRP。
1回あたり 2,500円としての単純計算だと 10,000円を超えるはずですが、おや? 口座残高はそうなっていませんね…。

XRP口座残高


暗号資産は株価以上に値動きが激しいのでご注意ください 😓

自分も、優待で戴けているから保有を続けますが、あまり真面目に運用する気がありません。
モーニングスターの言うように、「アセットを体験している」という状態がしっくりきます。
いつか用途が出たときに0円でなければいいか、くらいの心構えでいます。
 

株式情報

2023年6月2日時点の情報です。

銘柄名 SBIグローバルアセットマネジメント(4765)
業種 サービス
年間配当予想 18円
優待権利確定月 3月
優待内容 「株式新聞」ウェブ版無料購読クーポン
6ヵ月(26,400円相当):100株以上
12ヵ月(52,800円相当):500株以上
-------------------------
2,500円相当の仮想通貨「XRP」:100株以上
10,000円相当の仮想通貨「XRP」:500株以上
参考株価 490円
税引後配当利回り:2.9%
合計利回り:8.0%
(100株時。株式新聞の購読料は含まず)

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今から考える、円建の米ドル債券ETF

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債券の特徴は、金利低下で買われ、金利上昇で売られる こと。
自分などは、これを何度復唱しても毎回わからなくなるのですが…💧

ともあれ、今は金利上昇局面なので、売られて値下がりしがちと言えます。
特に長期債は金利の影響を受けやすく、値下がりも大きい傾向にあるのだとか。

ちょっと待って。
金利上昇はいつか終わるから、その後は低下ということよね。
つまり…。

金利低下局面だから、買われて値上がりになる、かな?



いまの米国金利は驚くほど高い

2022年末、米国の政策金利は15年ぶりの高水準をつけました。

インフレ退治のためとはいえ、緩和を進めた低金利が1年間で急上昇したのだから、これは怖いことです。一体どこがターミナルレート(最高水準)なのかと、予想が錯綜しているように思えます。

もう、充分に高いから、下がる兆しが見えたら先取りしたい。
債券市場にはそんな空気が出来てこないでしょうか。
 

資産防衛の一助としての値上がり期待

一方株価はというと、今後はQTの効果が出てリセッションでは、と言われます。

それが終わって緩和が来たら株価上昇か、と思いそうですが、上昇が遅れる可能性も高いです。
引き締めから景気後退までには時間がかかったのだから、その逆が業績に反映されるのもやはり時間がかかりますよね。

しかしそんな時、債券市場は企業業績よりも早く反応できるでしょう。
緩和の予兆段階で債券の値上がりが先取りされてゆくとしたら、その頃ちょうど低下しがちな株式資産を防衛してくれるんじゃないかな…。
 

なぜ実物債券でなく、ETFを検討するか

いま金利が高いのは日本ではなく、米国です。
資産防衛で値上がりを期待するなら、金利の高低差の大きいところにお金を向けたい。

しかし、米国債券を普通に購入するにはドルが必要で、為替の影響を受けてしまいます。
そもそも、債券を途中で売れば利払いがなくなるし、売って利を得るには大きな資金が必要だし。
一般人にとって債券は売りづらい資産ですよね。

更に、債券の金利は高ければ高いほど、単独では信用力に劣るというジレンマが…。

そんなとき、売買が簡単な「米国高金利債券に投資する円建ての為替ヘッジありETF」などという、次郎の呪文みたいなETFの意味が出てくるんじゃないかと感じています。



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マイナンバーカードのICリーダーがWindows11に非対応…

このICカードリーダー、購入したのはいつだったかなぁ。

NTTCom 推奨ICカードリーダー


型番は、SCR331DI-NTTCom。
当時のOSが何だったのか忘れるくらい昔だったのは確かです。
あれからOSは色々変わりましたが、良く持ってくれた方だと思います。

んが、ついにこの日が来ました。
確定申告書作成コーナーでマイナンバーカードを認証しようとすると、「認識できません」の無情なメッセージが現れるように…。

マイナポータル

そういえば昨年にPCを替えてWindows11になったので、ドライバの更新があるかと探しましたが、見つかったのは「Windows11に対応しておりません」の終了告知だけでした。

ICカードリーダーのWindows11対応

あーあ。駄目か。

というわけで、時代はスマホですね。
大人しくマイナポータルアプリで認証を進めます。
…。
…。
めんどくさい 😑

これ、入口の部分で複数回認証を求められますね。
その都度QRコード表示、暗証番号、カード読み取りを求められるのがウザいです…。
カードリーダーの時はカードを置きっぱなしだったので意識しませんでした。

何かのときのために、やっぱりひとつ買っておこうかな。
安全のため「サクラチェッカー」を通した国産製品の接触型はこんな感じで

接触型はこんな感じらしいです。

お金はかかりますが、安くなりましたね。
ブログ冒頭のリーダーを購入したときは、1万円ちょっとだった気がするので…。

それが販売終了時には 5,000円台になり、現在は新品でも4,000~2,000円台(サクラ有の製品は1,000円台)なので、ITコモディティに関しては値下がり傾向が顕著で有難いことです。



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